ボビーマジック
昨日に引き続き『ロッテネタ』をお送りいたします。
「春のキャンプからシーズン最後の試合に勝つことが夢だった。選手達は、気持ちを前面に出して、戦ってくれた。全力を尽くしてくれたみんなに感謝したい」
ボビーバレンタインの至福のひと言です。
レギュラーシーズンで披露した125通りのオーダー。ポストシーズンでもその大胆な選手起用が的中しました。今迄の常識では考えられないですよね☆日本人の監督にはこんな事はきっと出来なかったでしょう☆
選手にはいつでも「野球を楽しみなさい」とエンジョイ・ベースボールを強調していたそうです。
以下、サンスポの記事から・・・
常に、自分の考えに自信を持ち、チームを日本一に導いた名将。人前で弱音を吐く事は一度も無かった。
20年以上、監督を知るランペン守備走塁コーチでさえ、「落ち込んでいる様子を見たことがない」と証言している。
ところが、誰も見ていないところでは、もう一人のボビーがいた。毎日、鏡の向こうの自分にこう問いかける。
「昨日を楽しんだか?もし楽しんでいなかったら、今日は違う自分でいるんだぞ」
苦しい時もあった。悩んだ時もあった。そういう時は、自分自身を励まし続けた。
選手の前ではハツラツとした姿を見せなければならない。気持ちを高ぶらせ、ベンチに登場。チームを盛り上げていた。
・・・・・ここまで
【鏡の前で自分にゲキ!】
【自信家で、笑顔の似合うバレンタイン!】
まさに「経営者」ですね。
日本中で元気のない経営者達はこの記事を見て「ハッ」と気が付いたことでしょう。
当然私も、感銘を受けました。
この位は経営者として当たり前!とお叱りを受けるかもしれませんが、私は忘れてたのだから仕方ないです。
でも、決してバレンタインだけの力でロッテはここまで強くなったわけではありません。
去年くらいまでは、千葉マリンもガラガラでした。暇な時には、ボックスシート持っている仲間からチケット貰って良く息子と見に行くこともしばしばありました。
やっぱり強くなるとお客さんも増えるのかな~なんて思っていたら、ところがどっこい大間違いでした。ロッテには実に巧妙なマーケティング戦略があったのです。
まず、『背番号26』
ロッテファンが良くユニフォームにつけている番号ですよね。これってなんていう選手の背番号??
そうです、ロッテではこの番号は永久欠番になっていて、どの選手もつけることが出来ない。試合を見に来るファンのための背番号なのです。
ファン用のユニフォームの26番には、ファンもチームの一員としてゲームに参加する『仕組み』がそこにあったのです。この仕組みは、ユニフォームの売上もさることながら、観客動員でも大きく貢献したことでしょう。
それから、ファン感謝デーの実施
この日はビールが半額になったり、全席均一千円デーなどと言ったVIP感を演出するキャンペーンを実施しました。
その他にもエチウラやニューナイスと言った、地元出身のバンドを試合開始前などに演奏させて集客したり、バレンタイン神社を幕張副都心内に設置してみたりと様々なマーケティング戦略がありました。
ロッテには、松井やイチローのような目立った主力選手はいません。しかし、その選手達にとって、多くのファンが球場に赴き、一体感を感じながら応援してくれることの後押しは、きっと“仕事がしやすい環境”だったのだと思います。
これらはイコール『お客さんの顧客化』
何度も球場に足を運んでくれるリピート客、友人や同僚に声を掛けて球場に誘うなどの紹介客、とにかく集客する為の仕掛けを沢山講じていたと言う事なのではないでしょうか。
ウチでも出来るかな???【顧客化(ファン客化)】
また、なんか仕掛けてみよう!!