私は車を無造作に止め、駆け寄りました。
救急隊員の方が、何やら病院を検索していました。
杉田さんは母に付き添って救急車に乗り込んでくれていました。
救急隊員『お母さんの病気から、婦人科が診れる救急病院を探しているのですが、現在まだ、受け入れ出来るところをまだ探していまして…』
私が救急の電話をしてから、到着するまでを考えたら、
もしかしたら、出発してる頃だと思っていたので、
まだ検索中だと聞いて、びっくりしました。
杉田さんも心配そうにしながら、私に『そうなの
』と、目で合図しました。えっと、
先ずは、母さん

私は母さんの顔を見るのに救急車に入りました。
苦しそうに、涙を流しながら
痛がっていました。でも、幸い、意識はあり、口も聞ける状態でした。
私『痛かったネ
我慢したねぇ
』手を握り、言葉を掛けて上げました(ノー ゚̄。)
母は痛そうにしながらも、私の顔を見ると、
( ;´∀`)ノ゙ウ、ウン…
少しだけ安堵
した様子でした。救急隊は、まだ、黙々と検索してます。
5分、10分…
15分…
刻々と時間ばかり過ぎていきます
。…なんで救急車なのに、こんなに待たされちゃうのぉ??
隊員『娘さん』
呼ばれました。
隊員『順番に近隣の病院に(電話)掛けてみてるんですが、近辺では受け入れてくれるトコはまだ無くて。
後は…、ここからはだいぶ遠くの方になって行きます…』
え
そうなの…
?隊員『お母さんの状態を伺ってみて…恐らく、処置して‘帰宅’出来るってことは、無さそうなんで。
診てもらった病院に、そのまま即入院になると思うんですが……遠くの病院でも、いいですかね?』
母さんは、ずっと家がいいと、入院事態を嫌がっていた。。
でも、自分はこんな状態なんだと分かって、
近くのトコならと言っていた。
私や孫が気軽にお見舞い

に行けるトコ。何より、知らない土地では母は心細かったのだった
。母も、隊員の話しを聞いていて『…遠くぅ?…
』と悲しげに聞く。私は『どうしても、遠くしかないんですか?どうしてですか?こんなにずっと痛がってるのに。どうにかならないんですか

』と尋ねたら、
隊員『ハイ

この時間だと診れるお医者さんがいないのが一番の理由なんですょ。婦人科は特に…。…これは、ひとつの手なんですが…』私『何ですか?
』隊員『病院が、通常開く時間帯を待って…
も一度、病院に連絡をしてみるとか。。
遠くの病院だと、今すぐ見つかり、出発したとしても、一時間半は掛かります。今もう、7時になろうとしています。9時になればどこの病院も診察出来る先生がいらっしゃるでしょう。待つ時間は…さほど変わりないです。ただ、待てるなら、予定していた近く病院に入院出来る利点はあります。。どうしますか?』
思ってもみない案でした…
私『…そっか……ぁ……』
『あの…そうすると、どうなるんですか?…』
隊員は言いにくそうに…
『救急車は一旦、キャンセルと言うことで…帰ります…。
でも、もし、待っている間…状態が悪化したり…
例えば…意識がなくなったとか……
そしたら、また、救急車、呼んでいいですから

その時は婦人科とか関係なく、何処の病院でも構わなくなりますから。』
(゜д゜;)
前代未聞。
救急車のキャンセル…
痛がっているままなのに…
救急車、キャンセルって。
なんなんでしょうかね。。
急患とか、
重病とか、
人の命とか、
いったい何なのか分かんなくなっちゃいました。
母が
『…大丈夫だょぅ…少しだけ、痛みも治まってきたから………』
と、待てると。
力なく私を気遣う母に私は
。『いいんだよ
もう、大丈夫って言わないで。言わなくていいんだょぅ( ┰_┰) 。
誰が見ても、
大丈夫なんかじゃないんだからぁ(ノー ゚̄。)
…でも、
ごめんねぇ母さん

痛いのに
。でも…
もうちょっとだけ…
母さんに辛抱させちゃうけど
…辛抱…出来るぅ
?』と、聞くと
『辛抱できるょ』と言うのでした。
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そうして、待つことに決め。
救急隊員に、
私は、キャンセルの承諾書に、サインをし…
母を、担架で部屋まで運んで貰い…。
やむ無く、
救急車を帰したのでした。。。。
( ┰_┰) …
《残酷な時間が過ぎ、
そして、
残酷な時間が更に残されたのでした。。。。》
モウ、イヤァ(ノー ゚̄。)
つづく…