と
思って覚悟した私は…
ちゃんと今日、話すつもりでいた。
母とふたり、
二人三脚で頑張るために…
これまで私は、感情より理性で動いてきた。
たまに友人達にも聞いてもらうこともあって、
友人は
『もぐらは、大丈夫?』
と、心配してくれた。
ううん、決して
大丈夫なんかじゃない。
でも、やらなければ、
もっと、大丈夫じゃない。
どんなに心配して貰えても、そこで泣き言を言わせて貰えても。
やらなきゃならないのは、「私」しかいない。
母に
“してあげられる”
と言う、たったひとつの「正」の念だけが、
私に「動」を与えてくれた。
後は言わずとも…
「負」の念にのし掛かられ…(ノ_ _)ノ=зオモイ
オモイ
今にも押し潰されそうだった。
頭がどうにかなってしまいそうだった。
私は母さんに話し掛けた。
『母さん、入院して、元気になれたら、帰って来るのは、ここじゃなくて、家に帰って来よう。家で、○○や○○(孫達)と私と、一緒に過ごそう
。皆、そう言ってる。今だって、うちで一緒にって思ってる。でも、母さんは
気ぃ遣いぃだから、ダメなんだよね?
……この先はさ。入院して楽になっても、歳とってるし、…癌だし…いつかはもっと、身体が弱っていくょ
。そうした時、私は母さんと大事な時間を一緒に過ごしたいって思う。どんな母さんでも、世話したい。迷惑でもなんでも掛けてもらいたい。』母さんは涙をうっすら浮かべて聞いていた。
母『○○(長男)は受験だし、ふたりとも男の子だろう?……私の病気は女(女性特有)のもんだし…なんかあった時は、ショックもおっきいだろぅ……あんたも子供達と、自分の身体と、私の世話じゃ、身体が持たんだろーにぃ
…あんたの身体が心配なの。だから、身の回りのこと出来る内は、ここに居たい。私は根っから、そう言う気性だし。…ありがとうね。』と返すのだった。
私は、
『母さん、家族だから、お互い大変でも今までも協力しながらやって来たでしょ。今も色々重なってしまって、ホント大変だけど…
今までみたいにやって行きたい。 …母さん、母さんは自分の状態、知っていたい?今もこれからも。』母『うん、どんなことも隠して欲しくない。何聞いてもアタシは平気だから。』
私『………。 今日ね……。母さんのね、余命を聞いたの…』
母『そう、どんくらいだって?…』
私『後………半年だって
。』すると母は、さすがに動揺したように見えた。
けど、私の前では平静を装って返事をした。
『そっか。大丈夫だよ。半年か。』
ハッキリ覚えてはいないけど、そんな、感じに返事してたな。
あの時、母さんはどれだけのショックを受けたのだろう…

その後の会話は、しっかり覚えている。
母さんは続けて話した。
『返って良かった。。。あんたに長く迷惑かけるようなら、どうしようかと思ってたよ。…半年ならね。そんなに長くはないからね。返って、気が楽だぁ
』………私の気持ちを一番に気遣い、心配し、わざとあっけらかんと言う母に……( ┰_┰)堪らなかった。
ごめんっ

母さん
と、思ったのでした。
分かってました。
強い母。
自分のことより、
私を気遣う母。
どんなにショックでも、そう言うと分かってたょ…
母『あんたは、自分のことより、皆のことばっかりだから
…自分の心配、しやよ?大丈夫だって
、身内からすれば、母さんなんて長生きした方だぁ(^^)…あんたには気苦労掛けたねぇ。』と、方言混じりで、
母さんらしい口調で言うのでした。(ノー ゚̄。)
私『じぁ、私は… 母さんに似たんだね
人の心配ばっかする母さんにぃ…』ここで私は号泣してしまいました。
なんの我慢もせず、
嗚咽を漏らして、
泣きじゃくりました。
母も目を拭いていました。
私は、
ちゃんと伝えたい気持ちがまだ残ってることを思い出し、
涙を拭って言いました。
(ノー ゚̄。)ヒック
私『母さん、ホントは母さんにわざわざ(余命を)言うか、言わないでおくか、迷ったの

でも、私は…弱っていく母さんにキツイ態度ばかりでぇ
…この一年振り返っても、母さんと笑って過ごせてなくて……もう、これ以上は、イライラ、ピリピリしたくないのぉお
。母さんがずっと心配してくれてたのに…
言うこと、聞かないで
、ムリして仕事で身体を壊して…鬱なんかになっちゃってて


。子供達も不安にさせて…。
自分の病気にも全く気づかないできたから、その間も知らずに、鬱のせいで母さんにあたってばっかで…


…病気とは言え、ごめんなさい

母さん…ごめんなさい

ごめんなさいっ

ごめんなさいぃぃい



』言いたいことが支離滅裂に、
めちゃくちゃに…
止めどなく
懺悔の言葉が溢れてきた。
母さんは涙を拭きながら、
母『もういいょ。もうわかったから。もういいょ。』
と、優しく声を掛けてくれるのでした(ノー ゚̄。)。
私『すごい迷っても言おうと決めたのはね…
…母さんの重い荷物を私が背負って、
私の心の荷物を…
母さんにも半分背負ってもらって。
お互いに背負い合えれば
、私はどんなことがあっても、頑張れるから

そうやって、母さんと…今までみたいに最後まで、
二人三脚で歩きたいと思ってるょ(ノー ゚̄。)
……母さんの全部を背負ってあげれるほど強くなくて、ごめん
。情けない娘でごめんよぉ
………だけど、母さんに預けたその分は、
きっと絶対、
私がもっと強くなるから

…約束するからね。
そのために、こんな酷なことを…

…引き受けてもらったんだから。
ね…』『ごめんね、母さん、ごめんね。。私、弱虫でごめん。』( ┰_┰)
ごめんね…ごめんね…と、何度も繰り返した…

そして、少し、落ち着きを取り戻し、もうひとつの大切な言葉を伝えました。
私『母さん、この先、いつ、こうして話しが出来なくなるか…分からないから。。。
今、泣いたり笑ったり出来るうちに言っておきたいの。
母さん、今まで、いっぱい苦労かけて、ごめんね。
ずっと私の側にいてくれて、ありがとうm(∪∪)m

母さんが居てくれたから、我が儘も、好きなこともやって来れた。母さんに迷惑掛もけちゃったけど、その分すごい
感謝
してる
誰より母さんのお陰です。母さんの娘で良かったよ

ありがとう
』母はその言葉に一番泣いていました
。少しでも私の役に立ったのならそれでいいと…


ごめんねより沢山の、
ありがとう
も繰り返し、
そして、
ただ、ただ、
母子で、
泣いたのでした。
明日からは、
共に笑って過ごすために……
