ある日、羽田空港に向かう途中
山手トンネルから大井JCTに向かい地上に出た時、大井埠頭の景色に後部座席に座る子供が言った
「キリンさんだぁ」
親は
「ゾウさんじゃなぁ〜いぃ?」
それは埠頭に並ぶガントリークレーン見て子供が発した言葉だった
確かに言われてみれば
キリンにゾウ
それからは何れ一度は間近で見たいと思っていたので来てみた大井埠頭...
あいにく関係者以外は近くまでは行けないようだ...
束の間の空き時間、朝の4:30に目覚めバイクに乗る為に田無ベースに向かう
SC57とDUKE390と迷ったが
近場をうろつくにはDUKE390が最適、良き相棒となる
大井埠頭の後はつばさ公園へ
なんとも贅沢な時間の使い方だ...
東京湾の海は穏やかだ...
朝8:00
風は冷たいがここまでKTMに促されアクセルを開け放ち興奮した身体を覚ますのには丁度よい海風だ...
コイツを上手く走らせるにはある程度回転数を上げないとギクシャクしてよろしくない
だいたいその回転数は4000rpm以上
DOHC単気筒のショートストロークのエンジンはピーキーだ
軽く一捻りで瞬時に10000rpm以上に達しレッドゾーンへ
こんな調子だから4000rpm位で繋いでいても高くなった回転域でシフトチェンジするとモードチェンジして車体はいっきに爆速し
油断してると両腕が伸び切り振り落とされる事なきにしもあらず
このバイク暴馬の如し...
この動力性能から本来、前傾姿勢のセパハンがベストなのではと思う
その点KTM/RC390は理論的には正しいセッティングだと思える
DUKEを眺めていたら
ラジエターの前面に冷気を効率的に取り込むエアスポイラーを発見
ちょっとした感動と喜び
私の知り得る限りラジエターにエアスポイラー付いてるバイクは無いような思える
何気に凄いねKTM
KTMも初めはこんな変なバイク、誰が乗るのか、なんて感じていたが、この変わったデザイン
オレンジのトラスフレームと鋭角なパーツが組み合わされたスパルタンな雰囲気
そして外観に呼応するかのようなアグレッシブな走り
乗るたびにKTMの毒気に冒され乗り難さも味わいとして捉えて自分の物とした頃には他のバイクでは物足りなさを感じてしまい手放せない1台となるだろう
このバイクはバイクを初めて乗るというライダーには面白味が分かる前に嫌気がさして疲れてしまい直ぐに処分の対象になる可能性が高い
DUKE390はある程度バイクという乗り物に慣れたライダーには乗る度に半ば強制的に刺激を受け脳内ではアドレナリンが溢れ出し脳内麻薬が生成され身体全身が活性される
ランナーズハイと言う言葉があるがライダーズハイといった感じか...
都内を走るには4,5速で流すのがベター
つばさ公園を後に
シュールにレインボーブリッジが見える倉庫街へ
あまり人気がなく穴場の観光スポット
この後外苑の絵画館前で写真を撮りたかったがあまりにも人が多く撮影を中止
10:00帰宅
そろそろ電熱グローブが必要な気候となってきたな...
それでは、また...