新型 Ducati Streetfighter V2S・KAWASAKI Z900RS カフェ
朝の気温の最低は2度昨日は期待のDucati 新型 street fighter V2SKAWASAKI Z900RS カフェの試乗予定であったが寒さから二の足を踏んでいた...天気予報は明日は雨模様となり年内に乗れる機会も無くなるので意を決して出掛けるこの2台は以前にDucati STF V4Sは試乗しているのと発表直後にKAWASAKI Z900RSは試乗しているので、ある程度の予想はついていて想定内であろうと思っていたのだが...出掛ける足はSVARTPILEN401跨りキーを捻ると不発、またもやバッテリーが上がり仕方なくジャンプスタートさせる...更に暫くぶりにホムプレスの電熱グローブを使うが左側が使えず...左手が冷えたまま走る、バッテリー不良かとも考えて入れ替えてみるが変わらずグローブ本体の故障と判明、イキナリ遠出の時でなかったのが幸いである全くなんて日だろうか...心が折れそうになるが気合いを入れて対処するバッテリーと電熱グローブが一年足らずで使えなくなるとは...これをキッカケにバイクのバッテリーを交換する事を決め、前はバッテリーマンを使ったが予算を上げてYUASAに替えたので期待したい乗る機会が少ないので充電不足もあり、一概にバッテリーが不良品だったと判断するのかが難しいさてディーラー到着STF V2Sに乗ってみる車重は約176kg馬力は120ps排気量890cc前に乗ったV4Sとは違い座面が低くなり安定感が増したように感じる最初に言ってしまおうこれはDucatiでは無い!以前のSTFとは別物エンジンがデスモドロミックを捨て、新たに開発したエンジン「インテーク可変バルブタイミングシステム(IVT)」(今後はこのエンジンが主流となる)は独特のメカニカル音、叩きつけるようなエキゾースト音は消え、エンジン音は3,4気筒のように粛々と精密機械のように組み上げられた各パーツは無駄な抵抗は小さくなりエネルギー効率が上がり燃費は向上、発生する熱量も抑えられる...全モデルから比べると馬力が33psダウンしたのでトップスピードは下がっているだろうが、それを犠牲にまでして得たものは乗り手にとってバイクから受ける恩恵は数多くなったと言えよう前モデルでは排気口がエンジン下部にあり道路面に向いており、吐き出された排気音は道路に反射し、メカニカル音とエキゾースト音でライダーはバイクのサウンドの渦に否が応でも巻き込まれ常に緊張感に晒されていたが、新モデルでは後方に跳ね上がられたマフラーからは排気音が円やかに耳に心地良く、静かになったエンジンと共に癒しのマシーンに変貌しているマフラー熱も今までのドカティとは違い熱量は低く不快感は感じられないそれでいて6000rpm以上ではエンジン特性のベクトルは垂直方向に立ち上がり、その加速はライダーの意識を一気に後方へと置き去りワープし異次元の走りを見せる...この加速感は他では味わえない特別のものである...当然ながらコーナーリングは秀逸ローリングすると容易く右に左に機敏にレーンチェンジを可能にするミッションは2気筒でありながらぎこちなさは皆無となり感触は適度に抵抗を設けてあり優れているポジション(身長180cmにて)は軽く前傾となりロングツーリング時でも臀部への荷重が分散され尻痛は出にくいのではと思われるシフトペダル位置が絶妙に収まり、ハンドル幅もジャストサイズシートは硬くも無く柔らかく無くベストな仕様となっている特筆するのは画像では分かりにくいがストファイの纏う唯一無二のデザインであるウイングの付いた迫力のあるデザインの4VSなどあるが今回マフラー位置が変わった事により腹下がスッキリして2VSは造形美がブラッシュアップされた今までネガティブだった部分は排除され完成度は上がり、このカテゴリーでは頂点に立ったのでは無いかと思う、これ勝るバイクが私には思いつかない但し100点とはいかずネガティブ面もある、それは片持ちスイングアームから両持ち変え軽量化した事により、強い負荷が掛かった時のフレームの歪み対してスイングアームの捻りによりリアブレーキディスクの当たりに変調を起こしブレーキ鳴きを生じさせている事である対策品は有るらしいが根本的な構造は変えられないので解消させるのは無理であろうそれをおいても魅力的なバイクとなっている予算が合えば買いたいバイクの一台で有るなにしろ見ていて飽きない、乗って楽しく面白い...久しぶりに良いバイクに出会った...古くからのドカティストからは敬遠されるのかも知れないが最高のバイクが登場した買うとすれば初期ロットは見送り次年度製を狙うのが良いだろう...次にKAWASAKI Z900RS カフェ何も言うまい文句無しの100点以前にも Z900RSを乗ったがブラッシュアップされている先日CB1000Fを試乗して明確になったのはHONDAは対抗してCB1000Fを出したがKAWASAKIはこのカテゴリーでは先に進んでおりZ900RSは完成度、熟成度が格段に上であるそしてバイクは人が乗るもので計測機械データーの良し悪しでは語れるものではなく人の感性に響くかが重要で、その質感がCBとは別物であり余りにもCBはチープ過ぎた...何れその評価は中古市場に噴き出してくるのであろう...話は戻り Z900RSはバランスに優れオールラウンダーであり全てをこなす個人的にネガティブな面は試乗した2025年型のZ900RSカフェは腰下が窮屈であった事とスリッパークラッチが無かった事であるこれは2026モデルではオートクルーズとスリッパークラッチが実装され解消されるので良いだろう腰下についてもハイシートを装着するかバックステップにして余裕を持たせる方法も考えられるので問題はこれで解決出来るであろうこの2台は予想を超えて良かった出来るならこの2台は揃えたいSVARTPILEN401とⓂ️1000XRの乗り換えを視野に検討したい最後に車両価格ドカティストリーファイターV2S2,229,000円KAWASAKI Z900RSカフェ1,540,000円因みにⓂ️1000XRの車両価格は約4,000,000円今なら2台買えたな...オー神よ出来るなら時間を巻き戻してくれ...許せるなら4台揃えたいSVARTPILEN401、Ⓜ️1000XR、 Z900RS、ストファイV2Sこの4台は最高だ...では良い1日を...