GTX 1630は存在しないだって?それが存在するんだよ。
GT 1030というグラフィックボードを知っている人は「あ~」とうなずくだろう。
今回僕が購入したグラフィックボードは、Nvidiaから2022年に発売開始したGTX 1650よりもさらにエントリーモデルである「GTX 1630」だ。
GT 1030をここで出したのは、30シリーズが5年ぶりに登場したためである。
しかし、今回紹介するグラフィックボードは、ゲームをするためのグラフィックボードの命名規則である「GTX」がついている。つまり、このグラフィックボードは最低限のゲームをすることも想定されている。
アーキテクチャはGTX 16シリーズと同様「Turing」アーキテクチャだ。
性能はこのようになっている。
メモリ容量:4GB
メモリビット幅:64bit
メモリ規格:GDDR6
コアクロックBoost:1785MHz
メモリクロック:12Gbps
インターフェース:PCI Express 3.0
今回僕が購入したのは玄人志向からでている、補助電源がいらないモデルで、比較的小型のデスクトップにも搭載できるようにロープロファイルモデルといわれるものだ。
今回搭載したのはHPの中古PC。おもちゃとして遊ぶのに購入した。
グラボを搭載し、ゲームをある程度遊んだ感想を述べようと思う。
遊んでみた感想は、GTX1050Tiを搭載したゲーミングラップトップを所有しているが、GTx1050TiのほうがやはりスペックがGTX1630よりも高いため、単純な処理性能ではGTX1050Tiに軍配が上がる。
GTX1050Tiも補助電源がいらないエントリーモデルのグラフィックボード。現在となってはすでにお役御免となりつつあるが、比較的軽量なゲームだけを遊ぶのであれば、十分なスペックは有していることは、間違いない。当然、GTX1630も例にもれず。
グラフィックアクセラレータとしての役割は十二分に果たせるといっても過言ではない。むしろパワーがありすぎでは?と思ったほど。
ただ...
インターネット上に上がっている数々のレビューを見ても、確かにと思えてしまう部分があったので、書いてあることをオリジナルの文章に改編して、ここに記載しておこうと思う。
「あと数千円だせばGTX1650が買えるのでそちらのほうがよいだろう。」
買った本人であり、のちに本格的にデビューした人(!?)が言うのだから、まったくその通りである。
実はこのグラボはアマゾンで17840円で買うことができる。
GTX1650は同じアマゾンでみても20000円であり、確かにあと数千円出せば、GTX1630よりも性能が良いGTX1650が買えてしまうのである。
要はこのグラボは遊ぶためのものではあるが過大な期待はするな、ということなのかもしれない...。ゲームがしたいならGTX1650かRTX3050以降を買えということなのだ。
でもこのグラボはお手軽に性能を上げたい!2042とか重いゲームはしないけど、ちょっとしたゲームをやりたい!っていう人には全然お勧めできるグラボなので、そういう人は、全然これを買っても問題はないし、ちょっと贅沢して1650を買う、というのも全然ありだ。
GTXシリーズでまた更に一つ選択肢が増えた、とポジティブにとらえるべきだと僕は考える。