娘のところにスイーツを持って行こうと考えて、久しぶりにバスクチーズケーキを焼いてみました。

バスクチーズケーキの良いところは、味は美味しいことは確かですが、何より材料がシンプルなこと。

材料はグラニュー糖、全卵、生クリーム、クリームチーズの４つだけです。

ただし「美味しく仕上げるには守らなければならないこと」がいくつかあります。

順番に書き連ねましょう。

①クリームチーズは数時間常温に置いておき、柔らかくしておくこと。

まずはチーズを練ります。これが大事。

開封した時はこんな感じですが、ゴムベラで一生懸命練り込みましょう。

すると・・・

こんなふうにまさに「クリームチーズ」という表現が正しいと思えるほど滑らかになります。

次のポイント

②グラニュー糖は２回に分けて入れること

まずは半分だけ入れてゴムべらで混ぜ合わせましょう。砂糖を入れた当初はガラスボールと擦れてザラザラした感触がゴムベラに伝わってきますが、次第に溶け込んで行きますからそのザラザラ感はなくなります。

そこまで行けば残りのグラニュー糖も投入～

ご覧のようにチーズはかなりクリーム感が増してきているのがおわかりかと思います。

やはり投入当初はザラつきますが、根気よく混ぜていくと、あら不思議！

こんなふうにトロトロになってきます。ここまで行ったら次の手順。卵を入れましょう。

ここで３つ目のポイント。

③卵は極力泡立てないように、そして菜箸で卵白を切るように撹拌します。

ここでもやはり半分ずつ加えて根気よくまぜあわせます。

さてもう少しきれいに混ざったら残りの卵も入れましょう。

そうそう、いつもケーキ作るとき思うんですが、ゴムベラは大小２つ使うと作業性が上がります。

このボールに残った卵液も小さいゴムベラでこそぎ落とせますし、最初にクリームチーズを練っていくときもゴムベラについた、まだクリーム状になっていないチーズをこそぎ落とせるし。これ大事。

ここでもポイント。

④チーズケーキを作る時はハンドミキサーは駄目。

細かい気泡が入ってしまって、しっとりとした生地になりません。

最後に生クリームを100g加えて・・・

写真撮り忘れたことに気がついてすでに4ｇ入ってます（笑）

この時点でオーブンの予熱を済ませておくと手際よく出来ますね。

オーブンペーパーを適量切り取ってグシャグシャと丸めます。

後で反省しましたが、これではまだ揉み足りません。出来上がりが不格好になりました。

底板を中心において・・・

網で濾しながらケーキ型に落としていきます。

では230℃に予熱したオーブンに入れて30分焼きましょう。

（私のオーブンは30分でしたが、機械によって焼き上がり時間は異なります）

さて完成です！

反省を込めて5つ目のポイント。

⑤オーブンシートはクシャクシャにしないと形の良いケーキになりません。

焼く前よりも2割ほど膨らんで立ち上がれば成功と言っていいと思います。

このまま粗熱を取って冷えたら冷蔵庫に入れて、少なくとも4時間以上は冷やしましょう。

＊＊＊＊＊5時間後＊＊＊＊＊

ではオープン！

先程書いた通り、もう少しオーブンペーパーをシワシワにしておけばもう少し丸い形になったはず。。。

気を取り直して実食です。

ナイフを入れた瞬間に上手い焼き上がりであることは確認できました。

滑らかに吸い付くようにケーキが切れていく感触がありました。

味も舌触りも香りもそれぞれ十分満足できる出来上がりでした。

口溶け、とまでは言いませんが滑らかで後味が良くて、喉を通った後にチーズの香り、卵の香りとフレッシュな生クリームの香りが残ります。

バニラビーンズは好き好きですが私は不要だと思います。せっかくのチーズの香りが隠れちゃいます。

若干焦げ目がついたてっぺんのところも香ばしくて美味しいです。

苦味は殆ど感じません。いい出来上がりでした(^o^)

＊品目量＊

クリームチーズ　200g

グラニュー糖　　 50ｇ

全卵　　　　　　　2個

生クリーム　 100g

これで12Φのケーキ型で作りました。ちょうどよい分量に出来上がるはずです。

簡単でしかも極旨ですのでぜひお試しを＼(^o^)／