百万ドルではない道しるべ | ちょっとディープな観光案内~小江戸川越のらり蔵り~

百万ドルではない道しるべ

『百万ドルではない道しるべ』


おはようございます。
まさに梅雨っぽい蒸し暑さで明けました、2024年6月25日㈫の小江戸川越です。


ご存知でしたか?
少し水に濡れると、石碑等の文字が見易くなるって事を(^o^) 


さて、今回はまだアメブロ未掲載記事である2014年の記事への加筆になりますので、ご了承下さいませ。


川越の観光スポットのひとつに『喜多院』があるのは有名です。
毎週土曜日、朝6時半スタートの、ラジオ川越「ちょっとディープな川越観光案内」でも、お馴染みの「あのコール」として定着してます。

ちなみに次回6/29の予告はこちらです(笑)



その喜多院で一番古いと言われる建造物の四脚門(山門)から、東に約500m行った場所に昔の道の痕跡が残っています。 


ちなみに、山門や日枝神社前のバスが走る道は、久保町交差点から喜多院黒門跡あたりまで、大正時代の開通です。

それと並行するように、日枝神社前の歩道からバス通り横の小路がかつての喜多院参道と言われております。


この参道を真っ直ぐに行くと突き当たりが、まさにバス通りの旧道である、大宮往還。

これより東は旧道を拡幅した道路なのですが、歩いてみると軽くクランクしてるのが分かります。


ご案内依頼があればご案内致しますので、実感してみてはいかがですか?(^o^) 


そしてクランクした後もひたすら歩いてみると、少し緩い坂を下った場所に、びわ橋と南古谷に向かう道と、三番町に向かう道の分岐があります。

この分岐のある交差点に建つのが『馬頭観音』の碑…



ここを通行する人は旅の安全を願ったのに違いありません。

今でも献花が絶えずに、地元の厚い信仰を集めているような印象を受けます。


この碑、正面は馬頭観音なのですが、向かって右には『志木』という文字が見受けられ、左側にも土地を表す文字が彫られています。

大袈裟に言えばここは追分であり、二つの街道の分岐点だった訳ですね(^-^)b 


ちなみに三番町へ向かう道路を辿って行きますと脇田新町あたりで、入間川街道と接続します。

この道は入間川街道のバイパスとして、古い時代に既存の道路を改修したものと書かれてる書物もありますね。


この道しるべの周囲には、龍池弁財天や、仙波貝塚跡などの歴史と伝説が残る場所。

喜多院参詣の後に少し時間が余ったら、のらり蔵りと歩いてみるのも面白いかも知れません。


昔の旅人に思いを馳せて…


それでは本日も小江戸川越で、お楽しみ下さい\(^o^)/


(c)NorakuraKwagoe


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