石の上にも……………石………石!? | ちょっとディープな観光案内~小江戸川越のらり蔵り~

石の上にも……………石………石!?

『石の上にも……………石………石!?』

おはようございます。
少し気温が上昇しそうな予報となっています、2024年2月8日㈭の小江戸川越です。

さて、のら蔵名物境石(笑)

主に追っているのは、天然石をノミ等で整形し、そこに「境」の文字を記して、てっぺんには十文字または境界線を彫ったものが良くご覧になる境石です。
※良くご覧に?(笑)

その中には、設置の年やその敷地の所有者のお名前が彫られている事もあったりして、現在の表札と比較する事もあります。

そんな境石は、後にコンクリートの杭や樹脂の杭、現在ではアルミプレートの境界標となりましたが、実は川越にはこの石で出来たものがゴロゴロと存在します(^o^)

中の人が旅行等で他の街(特に歴史ある街)を訪問してもなかなか見つけられないんですよ(^o^;)

ひとくちに境石と申しましても…
天然石と言っても比較的柔っこい(柔らかい)水成岩を使用し、ノミで整形した江戸~明治期のものから機械加工で火成岩を加工した物まで様々。
文字あり、文字無しとか、年代表記有無など真面目に分類すると大変そうです。

しかし、今回のタイプは恐らくこの六軒町の一画でしか確認されていないものなのです。

その通りはツアーの時に御案内するとして、この石をよーく見てみると……



過去の境石の上に更に天然石の境石が鎮座しています。
恐らくは破損が酷かった古い境石を更新するためのものだったのでしょうが、これは斬新過ぎます(笑)

近年見る、古い石にアルミプレートとか、古い石の隣にコンクリート杭などは良く見るのですが、石の上に石というのは現時点ではかなり珍しい組み合わせ。

どういう経緯だったのかは今は知るよしもありませんが、上部の石はコンクリート杭直前の物のような新しさなので、この機械加工の石は昭和30年代あたりまであったのかも知れませんね。

そんな道端の境界を探してみるのも散策の楽しみかも知れません。

もちろん、御案内も承っておりますので、FBのメッセンジャーやツイッターのDMよりお問い合わせ下さい。

それでは本日も小江戸川越で、お楽しみ下さい\(^□^)/

#川越 #kawagoe #小江戸 #のら蔵 #ちょっとディープな観光案内 #境石
(c)NorakuraKwagoe