のら蔵セレクション〜川越城 南東の護りは?〜 | ちょっとディープな観光案内~小江戸川越のらり蔵り~

のら蔵セレクション〜川越城 南東の護りは?〜

『のら蔵セレクション〜川越城 南東の護りは?〜』

おはようございます。
少し雲が多いかな?と感じます、2023年10月29日㈰の小江戸川越です。

さて、皆様は川越城と言いますと何を連想されますか?
観光のメインではやはり、数少ないほぼ原型の本丸御殿を中心とした博物館や美術館ではないでしょうか?

廃城となった後は、同じ川越城の敷地だった部分も学校や住宅地、公共のインフラ施設等に転用されて当時の面影はかなり薄くなっていますが、古地図相手なら話が違います(^o^)

一枚目の画像は川越城の南東部を拡大したもので、水色の○印には微かに「番所」と読める文字、赤色の○印では「櫓」を示す記号があります。



※二枚目の画像の赤色○印をご参照下さい。
「惣門及櫓」と記載されています。

この辺りは川越城でも南の端と外濠、更に現在は農地と住宅地ですが、低湿地が広がっており、護りについては天然の護りの構成が多かったように思えます。

三枚目の画像は、推定ではありますが番所が存在した場所付近を撮影したもので、古地図上の番所から階段のような記号で台地に登って行く地形と、ほぼ合致する高低差に見えます。


四枚目の画像はその階段を登りきったあたりの推定位置となっており、古地図上に薄く見える赤い線で描かれた、現在の道路と画像の道路の不自然な広場が、或いは敵の足止めをするスペースだったのかも知れません。


いずれにせよ当時に実際に住んでた訳でもありませんので、大半が想像と妄想になりますが、古地図というのは知らない世界への扉でもあり、また個々に推測する「諸説」の源なのかも知れませんね(^o^)

秋の1日、古地図の川越城を歩いてみても良いかも知れません。

それでは本日も小江戸川越で、お楽しみ下さい\(^o^)/

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(c)norakura kawagoe