今は入れない場所 | ちょっとディープな観光案内~小江戸川越のらり蔵り~

今は入れない場所

『今は入れない場所』

おはようございます。
最高気温30℃に届きそうな2023年6月5日㈪の小江戸川越です。

お出かけの方は暑さ対策と水分補給をお忘れなく!

今回は今入れないとある施設のお話です。

さて、旧大工町(現六軒町)の一画には、中央公民館分室という設備があります。


小泉八雲由来の木造平屋建ての建築物で、今となっては珍しい木製サッシの窓や、縁側などがある昔ながらの日本家屋です。


2012年頃、この施設を利用する機会があり、ふと発見したのが画像の壁…

土壁の一部が剥がれて中が出ている様子が分かりますが、のら蔵的に注目したいのが、壁の内部に貼られた古紙です!!(笑)

恐らくは土壁の仕上げ前に下地として貼られたものなのでしょう、まるで『解読して下さい。』と言わんばかりの存在感です。


古紙でも使えるものは使うという、物を大切にする気持ちと、建築当時の日本は、資源が乏しかった事が偲ばれますね。

前述の通り、この中央公民館分室は、安全上の理由で使用出来ません。

しかし、場所は違えど週末であれば、氷川神社さんが運営する志多町の旭舎文庫二階にも、明治時代の新聞を使った壁の下地がしっかりと保存されています。

建物自体がタイムマシンのような存在ではありますが、更に壁に残る新聞も当時の世相を反映しています。

旭舎文庫さんにつきましては、こちらのURLよりご訪問ください。
https://www.facebook.com/%E6%97%AD%E8%88%8E%E6%96%87%E5%BA%ABAsahinoya-Bunko-1634864766792509/

古い建物を見学する機会がありましたら、見つけてみてはいかがでしょうか?(^-^ゞ

それでは本日も、小江戸川越でお楽しみ下さい\(^o^)/

#小江戸 #川越 #ちょっとディープな観光案内 #のら蔵

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