私が小学校高学年の頃の話です
実体験は、私の弟なのですが………
私には、4歳下の弟がいます
弟は、私と違って、とても行動力があって、小さい頃から私よりもずっと行動範囲が広く、自転車に乗れるようになってからは、尚更でした
その頃住んでいた所は、坂があって、道も狭い所が多かったのです
ある日、自転車で遊びに行った弟が、ボロボロになった自転車を引いて帰ってきました
弟も軽く怪我をしていました
それを見た母が、驚いて理由を訊くと、自動車にぶつかって自転車ごと吹っ飛んだ……って言うんです
その自動車は、そのまま走り去ったとの事………
母は急いで弟の服を脱がせて、全身をチェックして怪我が無いか確認をしました
幸い、数ヶ所に軽い擦り傷があるものの、打撲や骨折等もありませんでした
頭は打っていないとの事だったので、一晩様子を見て、それによって病院へ連れて行くか決めたようです
自転車は、見事にひしゃげていて、とても治せるレベルではなかったので、後日、購入しなおしました
翌日、朝起きてきた弟が私達に話してくれたのは………
母方の死んだおじいちゃんが夢にでてきた
でも、その姿は、片手が無かったり、全身傷だらけの姿だった………そうです
多分、弟がかすり傷で済んだのは、母方の祖父が、弟が受ける筈だった大怪我を代わりに受けてくれたんだと思います
我が家では、おじいちゃんが守ってくれたんだね
代わりに怪我を背負ってくれたんだね………
と、思っています
おじいちゃんが守ってくれなかったら、弟の命はどうなっていたか判りません
おじいちゃんには、心から感謝しています


