入院中に仲良くしていただいていたふたりが亡くなられたと昨晩訃報を知らされた。
樽爺と斎藤さんだ。
高齢だったふたりだけれど、心は若く、皆に優しくしてくれ、時に人生相談にも乗ってくれる、愛されたふたりであった。
斎藤さんは数年前に発覚した乳癌がもとで亡くなったそうだ。
斎藤さんはその昔、アメリカのハーバードでも仕事をし、現地で恵まれた愛娘ケイトさんに今でもいつも会いたがっていた。
日本に帰国したあとに生まれた息子ふたりにも、会いたがっていた。
頭脳明晰で、思慮深く、正しい信念を持ち、全うした人であった。
樽爺は若いうちから家族のもとを離れて生活していて、妻や子供はいなかったが、いつ会っても心が若々しく、とってもオチャメで正義感が強く、義理堅い人であった。
皆のお爺ちゃんのような、皆から愛された樽爺はタバコのゴールデンバットが好きでよく愛飲していた。
人はいつかは亡くなり、この世を去る。
皆からいかに愛され、感謝をされたかはとても大事な要素だと思う。ふたりに合掌。