これは俺がまだ中学生の時の話です。


俺の父親は子会社の社長をやっていてその年、会社に新しく入ってきたプログラマーの人を家に呼び紹介してくれました。


彼はいかにもn高等学校にいそうな孤高をいく雰囲気でした。


彼と話し、プログラマーについて知りました。


家で暗号まがいのコードを打って収益を得るプログラマーにそこで憧れを持ちました。


彼が帰った後もプログラマーへの興味は冷めず、その日からプログラミングについての勉強を学校に行く日以外は一日中ずっとしていました。俺はでかいサイトを一つ作ることを目標にして、毎日ひたすら勉強しました。


作るサイトを著作権フリーになった本の読書サイトに決めました。理由は単純でサイトを閲覧するビュワーに簡単に価値を提供できると思ったからです。


サイトのプロトタイプを作って一通り本を追加し、世界に公開しました。※以下は実際のサイト写真





公開した当初の俺は、今思えばかなり夢を見ていました。


ちゃんと形になったサイトをネットに出せば、少しずつ人が集まってきて、そのうち大きなサイトになっていくのではないかと、本気で思っていました。


自分ではそれなりに見やすく作ったつもりだったし、著作権フリーの本を読めるという点でも、ある程度の価値はあるはずだと思っていました。


実際、まったく誰も来なかったわけではありません。
少しずつPVは増えていきました。


最初は1桁や2桁の数字でも、それが自分には妙に大きく見えました。誰かが自分の作ったサイトを開いている。その事実だけで、画面の向こうに本当に世界があるような気がしました。PVが増えるたび、自分のやっていることは間違っていないのかもしれないと思えました。


けれど、当然ながら現実はそんなに甘くありませんでした。


少し伸びたところで、急に爆発的に広がるわけではない。更新しても、見た目を直しても、本を追加しても、すぐに大きな結果が出るわけではありませんでした。


今なら当たり前だとわかることですが、当時の俺にはそれがなかなか受け入れられませんでした。


サイトは作れば勝手に育つものではなく、地味な修正と追加を延々と繰り返さなければならないものでした。


PVの数字も同じでした。
外から見ればただの数字ですが、自分で運営してみると、その数字の重さは全然違いました。


1PV増えることすら軽くない。


100PV増えるのも簡単ではない。


半年続けて、やっと一万PVに届くかどうか。冷静に見れば全然大した数字ではないのに、その頃の俺はその数字に一喜一憂していました。


もっと伸びると思っていたし、もっと評価されると思っていました。


運営費がもったいなくてサイトは閉じました。


ただ作って知った良い点もありました。


それは自分の作ったサイトを世界に出すことで少しでも誰かがサイトに足を踏み入れ少しでも時間を使う。


そのことが、自分ではかなり大きかったです。


皆さんもぜひ何かを作って外に出すということをしてみてはいかがですか?