先日、胸腺腫術後二年目検診に行ってきました。
結果は問題なし。
そーよねー。なんもないよねー。って頭の中お花畑のアタイに
「でもまあ癌ですから、って」さりげなく釘指し生活指導してる先生、厳しいです。
実家の家族が癌家系なので、生活習慣を改めましょう、と。
・いっぱい寝ましょう。休息しましょう。
・ビタミンと食物繊維取りましょう。
・食材は厳選しましょう。
・適度に運動しましょう。
・無理して頑張らない、頑固に意地張らない。
うーん。そのとおりですね。
努力します。
むずかしいですね。
出来てたら、きっと癌できてないですねw。
傷も、若干ケロイド気味になっているものの、まあ仕方ないかな。
首の傷と胸の傷がありますが、首の横一文字に切った傷はほとんど目立ちません。
筋肉の層の間ですし、真皮縫合という方法で縫っていること、
筋肉の動きが左右に伸び縮みするので、傷を開こうという動きがないこともあるのでしょう。
胸の縦1文字に切った傷はそうはいきません。
保険適応では真皮縫合できない場所であるうえ、筋肉の動きが左右に伸縮するので
傷を開く方向に引っ張ってしまうから、首の傷より治りが遅いらしい。
体質もあるんだろうけどね。
来年の検査を予約して、帰ってきました。
胸腺腫と胸腺癌の違いについて聞いたら、
興味深いたとえで説明してもらったので書いておきます。
胸腺とは身体の中の「警察官養成学校」みたいなもの。
身体が子供のころはりっぱな「警察官」を育てるためにガンガン活躍している。
「警察官」が育つと全身に派遣される。
身体が大人になると身体のあちことに「派出所」ができて、「警察官」はそこで教育されるようになる。
「派出所」が全身にできると、「警察官養成学校」は役目を終え、小さくなる。
警察=免疫システム(リンパとか)と考えると、分かりやすいんじゃない?
で、胸腺腫は、警察学校に変なことが起きている状態。
警察学校=胸腺は、まだ警察官を養成できるけれど、
養成された警察官は、きちんとしたお仕事を学んでいない、
だから、泥棒だけじゃなくて、善良な人間も逮捕したり、取り締まったりしちゃうことがある。
→胸腺腫になると、自己免疫システムが乱れて、重筋力無力症などの
自己免疫疾患になることがあるのはこのせい。
胸腺癌は、警察学校がもう学校ではなくなっている状態。
むしろ、やーさんの事務所に看板替えしてしまった状態。
養成される警察官はもういないし、出てくる奴はいいことをしない。
だから胸腺腫が悪くなったのが胸腺癌というよりは、
別の機能をもったモノとして見ているらしい。
と、先生に言われたことをきいて、私なりに解釈しました。
胸腺腫ができたら、胸腺を摘出するのが一般的みたいだけど
派出所ができていない子供のうちになっちゃったらどうするの?と聞いたら
できるだけ温存するみたいです。
胸腺腫は胸腺癌と比べて、成長がゆっくりらしいので、経過を見ながらある程度
身体や免疫システムが育つまで待ちたい、と。
胸腺腫というもの自体がレアケースなので、一般論でしか話せないけど・・・ということでした。
眠くなったので、今日はここまでにします。