その2 の続き。


検査は11月末に一応終わる。

検査後の状態を訪ねてもよく分からない。

説明を聞くと、一刻も早く・・・という感じが湧かない。

それでも一応、手術の日程が決まった。


簡単な説明も受ける。

腫瘍は鎖骨の少し上。副甲状腺のあたり。

前縦隔腫瘍の疑いで手術するが、

リンパ腫か胸腺腫の可能性もある。

手術は耳鼻科で行うが、胸腺腫の場合は呼吸器外科との合同手術になる。

胸腺腫の場合は正中切開して胸腺全摘出する。

胸腺腫かどうかは術中迅速検査で確定する。


年明けの半ばである。一か月半も先なのか・・・。

基本、耳鼻科の手術なのかぁ。(←耳鼻科って簡単な手術しかしなさそう)

じゃあ緊急じゃないんだね。と勝手に解釈する。


()内の想像は後になって誤解だとわかった。

ガッツリ手術してんじゃん・・・。


腫瘍の検査と並行して、以前から申し込んでいた職業訓練の案内が来た。

途中で入院を覚悟で入学する。


学校に通いながら年末を過ごすつもりが、12月初めに義祖母が亡くなった。

訓練校の入学式前日である。

嫁である。本家である。てんやわんやである。

四十九日法要が入院予定の半ばになった。

子供たちは誰が見るのか?

ちょっと手術の日を伸ばしてくれない?

と夫に言われる・・・。


手術の日程は呼吸器外科と耳鼻科の手術日が合致する日のみ。

一週間に一度しかないんだよ~。と軽く抵抗してみるが

翌週にしてもらえばいいじゃん、と。

うーん。亡くなった人の法要>>妻の体なのか・・・orz。

と心の中で思いつつ、とりあえず病院に電話して聞いてみる。

翌週は空いていなくて、2月末以降になると言われる。

3月初旬には訓練が終わる。

そこまで伸びるなら、訓練を全部受けてからにしようと決めた。


体調に変化はない。ので、危機感もない。

毎週親族が来て小さな法事がある(この辺のしきたりらしい)

色々なことが忙しくなり、疲れてくる。

手術なんて面倒くさいと思うようになる。

とりあえず年末に、入院に備えて断乳をすることにしたが。


続く。