JAM (Joint Articulation & Movement) lab
というワークショップをトリシャ・ブラウン・ダンスカンパニーで受けてきた。
トリシャのダンスはアレクサンダーテクニックとも関連が深いので、ここでもこのワークショップの内容を取り上げて行こうと思っている。
実は、私はダンサーだったり、ダンサーのためのトレーナーだったりした。今はたまにしか踊らないけれど、ここ6年ぐらいに渡ってはトリシャ・ブラウンのスタジオに通っては踊っている。

なぜ、トリシャ?かというと、彼女の動きは有機的だからだ。
モダンダンスの巨匠たちがオリジナルのテクニックを持つように、トリシャは自身のテクニックを持っていないのだ。そして、アレクサンダーテクニックがダンサーの習得すべき身体の使い方であるといい、それ以上に手取り足取り、ダンサーを型にはめていくことを好まないダンスなのだ。

今回のこのワークショップでは、身体のしくみ、特に骨格に注目し、1日目は「背骨、頭蓋骨と動き」、2日目は「腕、足と動き」にフォーカスした。

追って、つづきを書く。
身体の癖に気づくまで

アレクサンダー・テクニックのレッスンでは、自分の身体がどうなっているか?自分の身体が何をしているか?観察する時間が持てる。
自分の身体でありながら、日頃はなかなか目を向けないことだ。目を向けないと言うか、そんなこと考えたこともなかったかもしれない。

首はどこからどこまでなのか?
胴体はどこからどこまでなのか?
足はどこからどこまでなのか?
腕はどこからどこまでなのか?

あるいは、身体が動くときに実際にはどこが動いているのか?

①自分の身体がどういう風に動ける構造なのかを知る。骨格や筋肉。
②自分の身体とその動き観察することで、自分が無駄な動きを見つけることができる。
③無駄な動きは無駄なんだから、取り除いていく。(省エネですね。)
④とってもシンプルに、有機的に、身体が動き始める。


* まずは立ち止まって、自分の身体に目を向けることなんです。そうしない限りは何も気づくことができませんし、何が無駄かもわからないままに過ぎて行きます。

実際に難しいのは、③に書いた取り除いて行く作業。
一時的な身体の習慣ならともかく、長年積み重ねてきた無駄な動きは、そう、癖になっていて、なかなか離れられるものではありません。

私もレッスン中とそのあとはしばらく④のラクな身体でいられても、また癖はいろいろな場面で戻ってきてしまうんです。。。
だけど、癖に気づいたらこれはしめたもん!

「ふと自分のからだを観察する。」と、身近にあって、というか自分自身なのに気づかなかったことがた~くさん見えてくるんです。
またひとつひとつ取り上げて、観察を書いていきますね。
~風邪をひいていたので、レッスンにも間が空いてしまっていた。
2週間以上ぶりのレッスンでやっとブログにも記事を書ける日がやってきたので嬉しい!~

さて、今日のレッスンのフォーカスは「肩」
プライベート・レッスンでは、その日にクライアントが感じていること、気になっていること、具合が悪いところなどなど先生が聞いてくれて、そこでオーダーメイドのセッションになる。

私:「生まれてこの方、肩こりというものを感じたことがなかったのに、最近重くて痛いんですぅ。」というのが今日のお題。


*肩というのは、「肩甲骨と鎖骨」の両方でなっています。
それが大きなかごのような肋骨の上に乗っかっているんです。休んでいるだけなんです。つつつーっと鎖骨とか肋骨の上側を指でなぞって外側へ向かっていくと、その骨たちは案外、遠くまで伸びていることに気づきます。
そして肩甲骨は上下左右に大きな範囲で動くことができるんです。
大きな範囲で動けるからこそ、肩は前へ行ったり、後ろへ行ったりするんです。
(だから、ちょっとニュートラルな肩の位置を感じるのは難しかったりもします。)

肩の前後の動きやそのニュートラルな感覚は、骨盤からも背骨を通して連動してきます。骨盤が後ろに傾くと、背骨はまあるくなって、肋骨に乗っかっている「肩」はつるつるっと前に滑るようにでてきますし、骨盤が前に傾くと、背骨は反って、肋骨の胸の部分は前に突き出てきて、「肩」は背中でぎゅっと近寄らざるを得なくなります。
無駄に肩が動いてしまうことによって、つながっている首や背中、腰などの筋肉を無駄に使わなければならなくなったりしますし、それが積み重なると痛みなったりすることがあるかもしれません。
だけど、肩はそれだけ動けるのですから、必要に応じては動かしてやっていのです。

<もし私が部屋の真ん中に腰掛けていたら、肩の先端から糸が出ていて、右の壁と左の壁の両側からピッピッと軽~く引っ張られているような。。。その辺が私にとってココチ良い感覚。>

このとき忘れないでいたいのは、呼吸です。
レッスンでは先生が肋骨の脇や胸、背中に手をおいて、そこに空気を送るように呼吸します。そうすると自分でも明らかに肋骨が風船のようにふわふわと膨らんだり縮んだりしながら呼吸できるのを感じることができます。
ついつい肋骨の風船をがちっと固めてしまいがち。その上に乗っかって、休んでいるはずの「肩」もそれでは自由に動きにくくなってしまうんです。

私の学んだことはこんな感じです。
直子先生、今日もありがとう!

アレクサンダー・テクニックのレッスンで感じたこと、発見したこと、疑問に思うこと、学んだことなどなどなんでもいいからを書きとめておきたいと思ってブログをたちあげてみた。
今、私は週に1回、直子先生のプライベートレッスンを受けていて、来年1月からはNYのACATという教師になるための学校にも行くことになっている。
その学校では1600時間という気の遠くなるようなたくさんのトレーニングが待ち受けているんだぁ。