40代後半の私。


高校時代に仲良し3人で行動していました。


友人Nさん→短大卒業と同時に結婚。一人息子あり。隣県へ新居を構えた。


友人Mさん→別の短大を卒業。車で1時間程度の地元で両親と同居。


22歳か23歳の頃に「結婚しました」の年賀状がNさんから届きました。親族のみを招いて行ったと。


ウエディングケーキに2人でキャンドルを灯す写真は幸せいっぱいそうでした。


Nさんは結婚と同時に地元を離れて隣県へ。


もう一人の友人Mさんと一度だけ遊びに行きました。


手作りカレーを用意してくれていました。

旦那さんが「ファミレスに」というのでみんなで食事しました。あれが最初で最後。


そのうちに息子さんが生まれ、写真と共に毎年届くようになりました。


一度も会ったことのないNさんの息子さん。

年賀状は息子さんの近況が書いてある。

小学生時代は家族旅行の写真。

中学生時代は思春期で写真はなし。

高校時代も写真はなし。

「声楽でバリトン担当でした」


結婚して隣県へ引っ越した友人Nさん。

一度だけお会いした旦那さん。

誕生以来、一度もお会いしていない息子さん。


Nさんは年末年始は実家に帰ってくる。※地元

「遊ぼう」と伝えても「お正月だから親戚付き合いなどで時間がとれない」と実現せず。


年賀状にはお会いしたことない息子さんの近況報告。

私も「旅行した」などの報告。

そして「息子さん大きくなったね」と判を押したように感想を書く。


息子さんが高校を卒業が最後の年賀状。

翌年からは届かなくなりました。


もうひとりの友人Mさんは地元は同じ。

平日は仕事、週末は彼氏の家で過ごす。

だんだんと疎遠に。


数年会わないのが続いたある日、結婚したNさんから突然の電話。


「Mさんが亡くなったって。年賀状の返事が届かないから実家にかけたら両親から聞いた」と。


お花を持ってお邪魔しようとしたが、ご両親から「お気持ちだけいただきます」と丁寧に断られた。


いまだに死因はわからない。


わかったところで、Mさんはもうこの世にいない。


私に2つ後悔がある。


片道3時間かかる距離のNさんの家に一度しか行かず、年賀状のやりとり以外は交流をとらなかったこと。学生時代とは変わり、共通の話題も無くなったことを理由にした。


Mさんは車で2時間もあれば着く距離に住んでいた。しばらくは、仕事終わりに合流して夕飯を共にしていたが、彼女にお付き合いする男性ができた頃から疎遠に。彼が優先になるのは仕方ない。


いつまでもいつまでも、高校時代の記憶や思い出だけでは生きられない。友情を続けるのは難しかった。


それ以来、年賀状は誰にも出さなくなった。

あの日のことを思い出すから。

いつも年賀状をくれる人

 

 

 

 

 

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