電力用半導体スイッチとして、ダイオード、サイリスタ、制御スイッチ(バイポーラトランジスタ等)があります。
前回謎だったサイリスタのことが書いてあったのでプチまとめ。

サイリスタは、ゲート-カソード間に正の電流を加えて、ゲート電流を流すことによって、
アノード-カソード間を導通状態にさせるという特性を持ちます。
スイッチオンを制御できるダイオードというわけですね。
しかし、ゲート電流を取り去っても導通状態は継続してしまいます。
ゲートにより導通状態をオフにすることはできないみたいです。
オフにする方法として、
①A-K間に逆方向電圧を印加する
②導通中の電流を外部回路によって0になるまで減少させる
などの方法があります。①の方法だと、阻止能力を回復するまでに数十μ秒かかってしまうので、注意が必要。

制御スイッチというのは、制御信号を制御端子に送るだけで、導通と阻止を制御できるものらしいです。
スイッチング周波数を高くするだけで高精度な制御ができるようになるとか。簡単でいいですね。