4月20日(月)。

もう、明日は帰国する日になってしまった。

 

今日は、大洞先生のガイドをお願いしているので、大船に乗った気持ちで最後の観光を楽しむことにした。

 

 

まずは、シルクスプレイスホテルを出発して、安平を通り越し、郊外の四草という所まで行った。

ここでは、マングローブが生い茂る緑のトンネルを、小舟に乗っていくミニクルーズに参加した。

船乗り場。赤い提灯が台湾。

 

ライフジャケットをつけて出発。

 

 

 

 

マングローブの中を船で行くのは、西表島で何度か経験しているが、それとはまた違う良さがあった。

 

乗り込んだ時、夫がボートの縁に座ろうとしたら、案内の女性が真ん中に座れと言った。

なぜかと思ったが、それは、とても狭い川(運河?)なので、マングローブにぶつからないように、身体を伏せたり曲げたりしなければいけないからだった。杖を持っていたので、配慮してくれたのだろう。

 

出発してすぐは、川幅も広く余裕。

 

 

 

すれ違う時は、どちらかが譲って、もう一方を通す。

 

 

 

進むにつれて狭い水路になってくると、案内の女性が何やら叫び、みんながこのように身体を傾ける。

 

両側からマングローブの樹が覆いかぶさっているのがわかる。

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海に繋がる場所でターンし、折り返す。

 

トンボがたくさん群れていた。

 

 

復路でも、すれ違い。お互いに、手を振る。

 

いってらっしゃい。バイバーイ。

 

最後の関門。ボーっとしていたら、頭部はマングローブと激突するに違いない。

このボートツアーでは、腹筋が鍛えられる。

 

 

マングローブの森の向こうに見えるお寺は、四草大衆廟。

鄭成功の将軍・陳澤を祀ってある道教のお寺。

 

船を降りた所にある周辺の案内板。マッコウクジラの博物館もあるようだ。

 

近くで、目の不自由な方が、二胡を演奏していらした。

それに合わせて踊る人たち。一緒に踊りたくてたまらない私。

 

 

 

船から見えていた四草大衆廟。廟は、安南区四草の信仰の中心になっているとのこと。

本尊の陳澤は鄭成功を支え闘った将軍で、オランダ軍を打ち破ったが、家臣に裏切られ海に身を投げたという。荒れ狂う豪雨の中、遺体は立ったままの姿で、ここまで流されてきたそうだ(怖ッ)。

 

 

 

さて、ここで思わぬことが起こった。

なんと、大洞先生がドローンを持参されていて、私たちを空から撮影してくれたのである。

 

ドローン、行ってらっしゃい。

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わ~い!

 

 

お~い!

 

すご~い!

 

ドローンが降りてくるのを待つ。

 

おっさん、上向きすぎ。

 

 

もう1回飛ばす。

私たちが乗った船も見ることができる。

 

ドローン、無事に着地。ホントに楽しかった。

 

 

さて、次は台南、特に安平の名産品、カラスミのお店『吉利號(キリゴウ)』さんへ。

台南はカラスミの産地として有名だ。ぜひカラスミのお店に行ってみたかったので、大洞先生に連れて行ってくれるように頼んでいたのだ。

 

吉利號は、昔ながらの製法を守り、手作業で丁寧に天然カラスミを作っている安平の有名店だ。

奥様は日本人だとのことで、日本語も通じる。

 

どれがいいか、いくつか出してくれて選ぶことができる。

 

 

 

さて、値段だが、今は頂級だけの販売だという。

大体、ひと腹が200gだから、約1万円。

日本で買うよりは、品質も段違いにいいし、姿も見事だし、お値段も少しは手頃なのはよくわかった。しかし、みんなにお土産にすると10万円以上になるので、怖気づいてしまった。

 

我が家用に、ひと腹買ったので、我が家に遊びに来てくれる人は、食べることができます。

ぜひ、遊びに来てください。

 

 

少しだけお裾分けした方々からは、絶賛された。みんな、舌の肥えた人達だった。

「今まで食べていたカラスミは、一体何だったのか?」というお礼がくるくらい、大反響だった。

 

これを買いに、また安平まで行く価値はありそうだ。

 

吉利號のご主人と記念撮影。

 

大満足で店を後にした。

また、来ます!

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さてその帰り、大洞先生の翻訳した『台湾の夜明け』に中に出てくる、『台湾のシュバイツァー』とも称された韓石泉医師のご子孫が引き継いている韓内児科診所も、ぜひ見たいとお願いして、横を通ってもらった。

 

ファサードのハート形のガジュマルの樹は、台南の名所にもなっているそうだ。

 

 

台湾総統・頼清徳氏は、台南の名門・国立成功(鄭成功から名前を取っている)大学医学部の出身だ。

その時の指導医が、石泉医師の息子さんの良誠医師だそうだ。今でも、良誠先生は診察を続けておられるそうだ。まさに、台湾の名士、名門の医師一家である。

 

 

その後、私たちは、台南駅の次の駅・保安駅へと向かった。

その途中で、偶然、手書き看板で有名な『全美戯院』の前も通ることができて、うれしかった。

 

 

台湾映画『青春18X2 君へと続く道』でも、この映画館が出てくる。
 
画像の左下に『青春18X2…』18のプレートが写っていた。
この映画も、台南が舞台のとても素敵な映画だ。
 
50年前の自分の青春時代を少しだけ思い出して、バアさんでさえも胸キュンになる映画なのだ。
 
もし、大学時代に台南を旅していたら、私も台南に住んでみたいと思ったに違いない。