3月12日(木)。
「エジプト旅行はここに任せよう」と思っている、三越伊勢丹ニッコウトラベルの海外旅行説明会が、静岡パルシェで開催されたので、参加してみた。
三越伊勢丹ニッコウトラベルは、日本橋三越に東京営業所、あとは名古屋と大阪にしか営業所がない。詳しい話を聞くために、東京まで行こうと思っていたので、地元で説明会があるのは、とても助かった。
内容も、3部に分かれていて、休みを取りながら午前10時30分から午後4時まで丸一日の充実した内容だ。
私たちは、午前の部『ヨーロッパ』だけ予約していたのだが、説明を聞いているのがとても楽しく、午後の第2部『世界の絶景』も続けて聞くことにした。
いろいろなコースを見ていると、個人旅行では諦めていたコースにもいけるのだ、とこれからの海外旅行にも希望が湧いてくるのであった。
例えば、サマルカンド、南フランス、ピレネーやネパール。
ネパールには、30代後半、アンナプルナ山麓を巡るヒマラヤトレッキングに行ったことがある。それは、見たこともないような、神がかった景色を巡る旅でもあった。
しかし、その30代の時でさえ激しい下痢と嘔吐で苦しんだので、もうこの歳では絶対に無理だね、とふたりで時々話すこともあった。
でも、ふとした瞬間に「もし、もう一度あの景色を見ることができたら、どんなに感動するだろう」という思いが、頭をかすめることも事実だった。
それが、ビジネスクラスを使い、貸し切りの飛行機をチャーターして、少し高級なホテルを使うことで、高齢者でもまた、ネパールに行き、エベレストやアンナプルナを眺めることができるのだ。
このように、全てのコースは、なかなか通好みで洗練されていて、いいホテルに泊まり、ゆったりとしたスケジュールの(老人向きの)内容で、どれも参加してみたいと思うものばかりだった。自分で計画を立て、安全に気を遣いながらの旅が、だんだん難しくなってきた私たちには、うってつけの旅だと思った。
当日担当してくださったスタッフおふたりに、「夫の脚が少し悪いので、(ツアーで一緒の)みなさんに迷惑をかけないか、それが一番心配なんです」と相談してみた。
すると、私たちの後ろに座っていたご婦人が、エジプト旅行のコースに参加されてことがあるとのことで、さっそく詳しく話を聞くことにした。
その方は、
「疲れたら、カフェで休んでいることもできる」
「参加者の中には、左右の杖を使っていた方もいた」
などと、心強いアドバイスを下さり、とてもありがたかった。
スタッフの方も「参加される方は、皆さん(高齢なので)歩くのはゆっくりです」などと言ってくださり、私たちのエジプト旅行は、ますます実現可能な旅になってきたのであった。
『足が不自由でも大丈夫』
それは、私たちにとって、とてもうれしい言葉だった。
さて、昨日の3月15日(日)は、夫が出張先で倒れてから24年目の日だった。
結婚生活の半分を障害と共に歩くことになった私たちだが、24年という長い間、くさりもせず、本当にコツコツと努力を重ねてきた夫を、誇らしく思う私である。
この日、今年が72歳で『八方塞がり』の私は、静岡の浅間神社に行ってお祓いをしてもらった。
そして、夫が無事に24年を生きてこられたこと、また一年にわたる治療を終わることができたことに、感謝をささげてきた。
毎日の放射線治療の時に、その横を通ったのも、この浅間神社だった。
県内唯一の『健康の神、医薬の神』として知られる少彦名神社。大阪や台南の神農さん、と同じ神様である。



