日本の少子高齢化問題 | フィリピン良いとこ、一度はおいで ~不良ジジイのフィリピン日記~

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フィリピンは住めば住むほど人生気楽になるよ、まずは僕の話を聞いてから一度遊びにいらっしゃい。

最近のニュースを見ていると日本の少子化問題は相当深刻らしいね。僕はフィリピンに30年以上住んでいるけれど僕がフィリピンにやって来たころはフィリピンは7000万人程度の人口だったのが今では1億人を超えるまでになっているぜ。一方日本はもうすぐ毎年100万人の人口減が始まるらしいじゃないのこれは偉い事だぜ。

マスゴミ連中がアベノミクスは失敗で地方に行けば経済上昇の恩恵に預かっていないと盛んに喚いているが本当なのかしらん。だってさあ就職率はもう100%近くにまで達しているんだろう。しかも必要な人員を確保出来なくて倒産している企業がドンドン増加しているって言うぜ。日本の若者の中には「就職口が無い」って騒いでいる連中がいるがこの現状を見るならこれらの若者が言っている事は嘘だって事が明白だね。職種によったら全く人材が確保できなくて偉い事になっている所が多いそうだよ。

僕のような爺にとって切実なのが介護要員が不足している事だよな。介護って奴は給与が低くてしかも労働環境が劣悪だから若い人達に最も人気がない職種だそうだ。介護施設でも事務職には多数の応募があるが現場勤務となるとまるっきり人が集まらないそうだよ。僕は30年以上前から日本がこんな環境になる事が分かっていたからリタイアしたらフィリピンに永住する事を決めていたんだ。

日本では老人医療費及び年金が年々増大しており国家でこの費用を負担することが不可能な状況が近づいている、この状況を打破するために老人の医療費負担増額及び年金の支払い年齢が引き上げられているのが現状だ。この解決策は税収を上げて行く事だがそんなことは簡単にできる事じゃない、国としては大変困った問題となっている。所が最近面白い主張が表れたそうだよ、老人医療費を減少させる最適の方法は町から総合病院を無くすことなんだってさ。北欧の福祉が充実した国では老人福祉へのコストがあまりに掛かり過ぎてニッチモサッチモいかなくなってきた。国が老人医療費を負担する事が無理となったことで総合病院が破綻する例が出てきたが総合病院が無くなってみると老人医療費が俄然減少したという事実が出てきたそうだ。

NHKでこの事が日本でも真実であるかを調べたところ実例が有ったんだ、どこか分かるかい、夕張市だよ。夕張市は炭鉱が閉鎖になって以来典型的な過疎地帯となって市の財政が破綻した事から市の総合病院が閉鎖となった、当然考えられるのが老人達の窮状だが驚くなかれこれまで病気がちだった老人達がみるみる元気になっていった事が判明した。夕張市は全国的に見ても老人の健康者が極めて多い地区に変身したそうだよ。

老人福祉は大切かもしれないが総合病院の待合室が老人達の寄り合い所みたいになったらまずいって事が判明したいい例かもしれないね。夕張の老人達は総合病院が無くなった事より自分の健康は自分で守らなくてはいけないという意識が高まってその結果が老人が医療に頼らず自分の健康は自分で管理しようとなった事から見る見る内に老人達が健康になっていったって事だ。

一方少子化問題だが日本は世界最速で少子高齢化社会に突き進んでいるそうだがこの事実は日本が世界で最速で少子高齢化社会を抜け出す国になる可能性もあるって事のようだ。2040年には人口が9000万人まで減少するそうだがこの時点で日本がさらなる進化を遂げられれば世界が人口減少に対する対策を日本に見出すことができる事になる。日本は生き残りをかけて少子高齢化対策を模索しているがあと数十年もすると世界が羨む大国になっている可能性の方が高い事になる、日本は壮大な実験をしている事になるね。

でもさあ少子高齢化の問題は日本だけに起きている訳じゃないぜ、南チョンは日本をはるかに上回る速度で少子高齢化に突き進んでいるし、チャンコロ国だって2040年には1億人以上が70歳を超えて来るのに対して少子問題はひとりっ子政策のお蔭で修復不可能な状況に追い込まれる事になるそうだ。日本のお隣ばかりか欧米でもこの問題は避けて通れない事態に来ているんだぜ。

現在日本が世界一の債権国でこれまでの投資金で日本の経常収支が黒字になっている事を考えると、僕は団塊世代とその子供達である世代がこの世から消えるころには日本国民全員がウハウハの時代が来るんじゃないかって能天気に考えちゃうぜ。若い人達の中には色々文句を言っている人たちがいるが現在大学生世代からさらに若い世代が活躍する頃には日本の投資で食っていける時代が来るんじゃないかしら。将来年金が貰えなくなるかもしれないと嘆く連中が多いけれど後20年もすればそんな心配は消え去る時代がきっと来るぜ。あまり恵まれないのが団塊の世代に次ぐ日本国民だが彼らとて後20年もすればかなり余裕がある社会の恩恵に預かれるんじゃないの。「果報は寝て待て」って言うことわざがあるじゃない、文句を垂れていないでその日が来るまで頑張って働きなさいよ。

僕の青春時代なんてそれこそヒデ~もんだったし特に僕の子供時代なんて奴は今の若い連中には想像もつかない時代だったよ。僕はなんせ毎日ジャガイモとサツマイモの蒸かした奴を食わされて来たんだぜ、白いおまんまなんて食ったこともないよ。小学校に入って給食にコッペパンが出た時は世の中にこんなうまいもんが有るんだって感激したのを思い出すなあ。でも僕が大学に進学するころに車社会の到来だ、いかに日本人が優秀かが分かるよな、僕達の先輩は敗戦の灰燼の中からあっという間にアジアNo.1の社会を作り上げ僕等がビジネスに携わるころに世界もうらやむバブル経済を実現してアメ公経済を脅かすまでに成長している。これを見たらわかると思うが日本国民は本当に優秀なんだぜ。僕の餓鬼の頃に自分で車を持てるなんて想像する事も出来なかったが大学生になった僕はスバル360ccに乗って通学までしていたんだから正に奇跡だよな。

僕が何を言いたいかって言うと詰まんない文句ばかり垂れないで与えられた仕事をまじめにこなしていたらいつの間にか優雅な生活を手に入れる事ができるって事さ。今盛んにブラック企業なんて言葉が言われているが僕が働いてた頃は殆どの企業が従業員をブラック企業並みに働かせていたんじゃない。でも極めて近い未来AI(人口知能)がみんなの仕事を奪う時代が来るんだぜ、いやその時代が始まっているよな、見てご覧よ銀行の受付業務は全てPCに取って代わられようとしているぜ。学生の就職先で花形とみられていた銀行に興味を示す学生が激減しているのがそのいい例だね。時代はすごい勢いで進んでいるんだよ、文句を言う前にこれからどんな企業が伸びるかを見極めて自分のスキルを磨き上げて行くのが正しい選択となるんじゃないかしら。「世の中が悪い」なんてブー垂れていると取り残されちゃうよ。