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『マトリックス リローデッド』ではトリニティ役のキャリー=アン・モスが見事なバイクアクションをこなしてました。
そしてこちらはモーフィアス…、いやいや失礼!
ローレンス・フィッシュバーンがバイクに乗ります!
カリフォルニアを舞台に、バイクのドラッグレースを描いた作品、
『バイカーボーイズ』(2003年 レジー・ロック・バイスウッド監督 デレク・ルーク主演)
ちょうど2000年代入りたての頃は『ワイルド・スピード』シリーズが話題をさらっていました。
私はその"バイク版"を想像していました。
しかし、『ワイルド・スピード』のようなクライムアクション要素とは全く無縁の内容です。
純粋にレースに命をかける者たちを描いた、ある意味では青春もの、あるいは親子愛などがストーリーの主軸になっています。
青春ものとは言いましたが、人物たちはみんな大人ですけどね…。
そして残念ながらワイスピのような派手さは期待してはいけません!
なんかこの雰囲気、日本でいえば井筒監督が作りそうな世界に思えるのは私だけでしょうか。
とにかくCGや特撮に頼らず、スタントでこれをやっているというリアリティに好き嫌いはわかれるでしょう。
私としてはブレンダン・フェアがなかなか破天荒でキャラのたつポジションで出演しているところが大いに気に入りました。
私の大好きな海外ドラマ『ロズウェル ─ 星の恋人たち ─』の俳優がこうして出演しているとテンション上がります!
そしてスゲェ!バイクパフォーマンスを見せるシーンがあるのですが、なぜかほのぼのしている…。
更には主人公キッド(デレク・ルーク)らが結成したレースチームのライダースーツの文字"バイカボイズ"には拍子抜けしちゃいます。
ほぼ同時期のワイスピシリーズ人気に埋もれた感のある(そもそも比べるのがおかしいか)この作品。
あまり大きく宣伝して日本でヒットさせるような映画ではありません。
しかし、ここまでバイクレースに焦点をあてた映画は、ありそうで、そう多くないでしょう。
こういう路線でもっと派手に、大作感を出して作られるような映画があってもいいように思えます。
いや、だからといってクライムアクションのような路線になると「なんだ、結局そっちにいっちゃうのか」と落胆しちゃうので、やっぱりこの映画はこのままがいいのかな。
過度な暴力シーンやセクシュアルなシーンもなく、警察が表れて追いかけてくるわけでもない。
バイクレースを愛する者たちの誠実なぶつかり合い──。
本当に個人的な意見ですが、私はこういうのを案外、日本で作ると良さそうな気がします。
そのときはやはり井筒監督がいいかな?
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