"ナチス"ネタ映画いろいろあれど! SF映画『アイアン・スカイ』 | Blu-ray DVD Amazonビデオ 劇場最新作より、映画の感想・レビュー!

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以前取りあげたカナダ映画『』もそうだが、ハリウッドの常識など通用しない変わり種はないかと考えたてたときに……、……しまった!こんな映画を取りあげるのを忘れていた!

…と、いうことで大作映画と呼ぶには程遠い。

だけど制作国を見るとフィンランド、ドイツ、オーストラリア合作となんかスゲェ!

そんなSF映画

アイアン・スカイ




いや~ホントに、ナチスドイツをテーマにした作品は数多くありますが、そういう作品は史実に基づいたシリアスなものもあれば、ホラーやらコメディやらSFに仕立てたものもあります。

そしてこの作品はSFなんですが、おバカさと、でもSFなんだからこうこなくてはという設定。

─1945年に崩壊したはずのナチスドイツは秘密裏に開発した宇宙ロケットで脱出し、月に基地を作って侵攻の準備を進めていた──。

はい…、もう好きにしちゃって。

いいんです!これくらいやっちゃって。

そしてナチスというのが有能な学者によって様々な研究や開発、実験が行われた場だったということを、これまたコメディタッチに描写しています。

スマホを繋げば完成する最終兵器…いいね、この時代のニアミス。

白人化薬…人種差別的だったナチスを皮肉ってるのでしょうか?

こういうのがSF的な表現として組み込まれてるところにワクワクさせられます。

って、そこ!USBの解釈間違ってるだろう!

そう、そんなツッコミどころも含めて楽しめるんです、こういう映画は。

で、最後はちゃんとナチスに対するアンチテーゼを表明している内容です。

3ヵ国が集まって、制作者たちはあくまで大まじめなんだろうと想像できます。

いや、どんな映画だって制作者側はそうでしょうけど。

それでいて劇中に登場するナチス信奉者のレナーテという女性が軽くセクシー路線で見せてくれる、おバカコメディっぽい表現も忘れていない。


ところでこの作品、一般の寄付で制作費をまかなって制作されたとありますが、続編の制作も進められているとのこと。

こういう映画だからこそ、なんか期待が高まります!


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