アガシ引退 | テニスのカナメ ~ 誰も教えない超重要ポイント

アガシ引退

今日の話題はこれっきゃないだろーな。

「これで引退」とした今年のUSオープン。

ノーシードのB・ベッカーに敗退。

昨晩はあまりにも眠くて、1セット目をアガシが取られたところでダウン。

すばらしいサーブを連発するベッカーに、いや~な予感はしていたが、まあ天王山はロディック戦だろうな
と予測して「あとはガンバレよっ」っと寝たのだったが、こうなるのであったら最後まで彼の「芸術」を見て
おけばよかったな。



デビュー当時は型破りな「ド派手」な服装。

ジーンズ(実際は違うが)のようなショートパンツ、黒と金髪の混じったロン毛。

ピアス。

これまた派手なデカラケ。(ドネーだったか)

日本全国に、「ニセ アガシ」がいたるところに出没したことはいうまでもない。

ALEXもジーンズっぽいショートパンツを買ったもんだ。

それが、いつのまにか思いっきり禿げ上がり、それと同時に服装が思い切り質素になった。

そして貫禄が出た。

ウィークポイントとされた、サーブとボレーのうち、サーブはかなり良くなった。

ボレーはあまり改良されなかったようだ。

でも彼のスタイルではボレーは不要なんだろう。


それにもまして、すばらしいリターン力、すばらしいフォアハンドストローク。

そして、なんといっても正確で芸術的なライジングでハードヒットしつづけるバックハンドストローク。

圧巻。

惚れ惚れ。

あの芸術がもう見れないとなるとかな~り残念。


アガシは背中と腰に相当な痛手を負っていたと記事に書いてある。

前の試合の後は、病院にもいけず、部屋に医者を呼んで注射したのだとか。

肉体的な問題は、そのままメンタルにはねかえる。

フィジカルとメンタルは密接な関係があるのだ。

ただでさえ、30歳すぎればフィジカル面はかなりつらくなる。(ALEX経験済み)

それでも第一線でありつづけようとしたアガシはアッパレ。

テニスプレーヤーとして、オトコとして、こうでありたい。

美学。

そして、それを支えつづけてきた奥さんの、これまたワールドチャンプの シュティフィ・グラフ。

並々ならぬ苦労があっただろう。



そういやあ、対戦相手となった B・ベッカー に驚いた人も多いんじゃ?

ALEXもその一人。

まさか!? ボリス・ベッカー!?

残念でした、全然関係ないベッカーさん。

ドイツではそれほど珍しくも無い苗字みたい。

今回のベッカーは、ベンジャミン・ベッカー。

ノーシードから勝ちあがってきた実力派。

220km/h以上のファーストサーブがすばらしい。

アガシを破ったのだから、ぜひもっともっと上位に食い込んで欲しい。


最後に、後はアガシ・グラフの子供たちがどうなるのか興味がある。

当然もうすでに英才教育は始まっているだろうし、類稀なる「DNA」を受け継いでいるわけだから、
ほかの人よりは全然有利であるには間違いない。

ただし、オヤジ・オフクロのビッグネームに押しつぶされなければいいなあ。