ナダル連覇 | テニスのカナメ ~ 誰も教えない超重要ポイント

ナダル連覇

フレンチオープン、 Roland Garros終了。

ナダル連覇。(おお

フェデラーの4大会連続優勝の偉業はならず、ナダルの連覇とクレーコートでの連勝記録

がまだ続く形となった。



ファーストセットは、思いのほかナダルのアンフォースドエラーが多く、

フェデラーは楽にセットを取得。

結果的にはこれがいけなかったのか?

2セット目以降は、重要なポイントで決めきれない場面が続いた。

エース級のボールを打っても、とんでもないスピードで走っていって、強烈なトップスピンで

返球してくるナダル。

それでも、すこしでもナダルの返球が短くなれば、フェデラーはライジングというより、

ショートバウンドにてオープンコートにボールを叩く。

足が速く体力底なしなナダルに対するクレーコートでの対応は、こんなような方法か、

これまた試合途中で見せた、サーブアンドボレーしかないのかもしれない。

どちらにしても、リスキー。

特にサーブアンドボレーは、かなりリスキーだ。

ムリを承知での賭けだったが、ナダルのボールには相当なスピンがかかっているからか、

やはり結構ミスショットも多かった。

スロー再生でフェデラーのショットがうつされたときでも、完全にオフセンターでボールを打っている

のがわかるものもあったし。



おそらくナダルが、右利きだったらここまで連勝することは出来なかっただろうな。

フェデラー得意の、回り込んでショート逆クロスも、ナダルのフォアハンド側となってしまって、

右利きの相手ならば少なくとも有効な返球が帰ってこないような場合でも、

難なく返球されてしまっていた。


逆に、ナダルの強烈なフォアハンドの順クロスのストロークを、

フェデラーはトップスピンのバックハンドでしのいでいた。

身長が180cm以上あるフェデラーの肩口以上に跳ね上がってくるストロークを、

シングルバックハンドでのトップスピンで打ち返すのは相当な技術が要ることは明白。

常に苦しい展開であり、ナダルのあのレベルのプレーであれば、

やはり勝利はいかにフェデラーでも難しかったということなんだろうなあ。



これでフェデラーは、ナダルに4連敗(?)。

ウィンブルドンではどうなるか...芝のコートではフェデラーに分はあると思うけど....