またも、ナダル! | テニスのカナメ ~ 誰も教えない超重要ポイント

またも、ナダル!

マスターシリーズ・ローマ。

昨晩は決勝戦で、 ナダル vs フェデラー

フェデラーのファン、というわけではないのだけど、ここまでやられていると、

フェデラーを応援したくなる。

無敵の王者なんてものは存在しないのだから、天敵がいても不思議はないんだけどねえ。


残念ながらファイナルセットからしか見ることが出来なかったのだけど、

徹底的にパワフルなトップスピンで繋ぐナダルと、組み立ててチャンスを狙うフェデラー

いままでどおりの展開。

しかし、フェデラーの 4-1 になったときには、フェデラーのショットが冴えていたのか、

ナダルのミスが少しづつ発生。

やはり、フェデラーはウィニングショットが決まりきらない「うっとおしさ」はあるが、

それなりにプレッシャーをかけることに成功していたのか、ナダルもダブルフォルトをしてしまうこともあった。


勝負あったか」 と思われた。


しかし、そこから驚異的なコートカバーリングでナダルは挽回してしまった。

なんちゅう~精神力。

すでにナダルはフェデラーに対して、「勝てる意識」を持ってしまっているのだろう。



4-1 の劣勢から自分のサーブをキープして 4-2。

そしてフェデラーのサーブをブレークして 4-3。

フェデラーはここでなにがなんでも 5-2 にできなかったのが最大の敗因だな。

そして再度自分のサーブをキープして 4-4 のイーブン。



途中フェデラーはダブルマッチポイントを握ったにもかかわらず、結局はタイブレークにもつれ込んだ。

タイブレークはフェデラーも頑張ってリードを奪ったのだが、

とにかくなんでもいいからとびついて返球してくるナダルに、

重要なポイントであればあるほどプレッシャーを感じたのか、イージーなミスをフェデラーは

犯してしまった。



最後も、フェデラーの強打がネットにかかりゲームセット。

前回の モンテカルロ にくらべれば格段にデキのいいフェデラーだが、勝てないのは.....

ナダルは 19歳で クレーコート連勝記録が53。 ビラスの記録にならんだのだとか。

きっとナダルは現時点でクレーコートでは負ける気がしないだろうな。

しかし、そうそうフェデラーも引きずっていられないだろう。


グランドスラムタイトル、フレンチオープンは「赤い悪魔」とも呼ばれ、

そうでなくても無名の選手が勝ちあがってきたりする「意外性のある大会」

ナダルの常勝.....どうかんがえて一波乱ありそうだ。