朝起きてシャワーを浴びようとしたら、まったくお湯が出ない。
せいせいせいせい、ちょっと待ってくれ。なんで出ないんだ?
その後10分近くシャワーと格闘するが、どこをどうひねっても一向にお湯は出てこない。
はぁ?なんだよコレ!昨日は出たくせに!朝っぱらからふざけんじゃねーぞオラ、エーッ!ガッデム、エーッ!
すっかり蝶野な気分になりブチ切れたオレは文句の電話をかけようとしたが、数十分後に外出を控えているこの中途半端なタイミングで点検に来られても困るので、家に帰ってきてから改めて電話するというプランで我慢することにした。
どーすんだよ、このベタベタな髪の毛イライラ。しょうがねえ、今日は汚い体で出かけるかイライラ。
朝飯を食い、着替えも完了。荷物を持って、さぁ出かけようと思ったが、最後にもう一度だけお湯が出ないことを確認。するとビックリ、まるで何事もなかったかのように、アホみたいにお湯が出やがるではないか!
ふざけんなオラ、エーッ!アイムチョーノ、エーッ!!
その昔、志村がひとりでいるときにだけ現れ、いかりやたちが戻ってきた途端にいなくなってしまう幽霊のコントがあったが、あのときの志村の気持ちが今になってなんとなくわかるような気がする。
