今日は私の事ですので、ご興味のない方はどうぞスルーなさって下さいね。
長文です。
自分の覚書のためにも書きますね。
実は私、7月に乳がんの手術をしました。
数年前に地元の友人に誘われて(ほぼ無理矢理)、町の検診に行き、シコリが見つかったため大きな病院へ。
検査の結果は石灰化したものと分かり、その後は、最初は半年後、それから段々と一年後になり、一昨年の検査で『大きさが変わらないので、普通の検診期間で良いでしょう』と言う事になりました。
そして今年になり、春頃からやけに胸が痛んだり、腋の下のリンパの辺りが腫れたり治ったり…を繰り返していました。
もしかして石灰化したものがあたるのかなぁ…と思いましたが、季節の変わり目であまり体調が良く無かったのと、MOAの心配があり、やっと検査に行ったのは6月の末になっていました。
本当は段々手がかかってきたMOAのことを思うと、介護が終わってからにしようかな…と迷いましたが、何かに突き動かされる様な感じで思い切って行ってきました。
いつもの様に触診とマンモと超音波の検査をしました。
マンモでは影が見られず、超音波でもこれといった物は見当たらなかった様ですが、器具の当たる箇所によってものすごい痛みが走りました。
検討した結果、やはり石灰化したものがあたるのではないか…という事で、部分麻酔で切除する事になりました。
これで悩ましい鈍痛などから解放されると思うと、思い切って来院して良かったし、これでMOAのことに専念できると思いました。
ところが…。
それから1週間もしない7月5日。
担当の先生から『術前の確認中に、他の先生がシコリの奥に別の怪しい腫瘍を発見した』という電話がありました。
とにかく翌日に検査に行く事になったのですが、震えて震えて…主人に伝えてからすぐに姉に電話をしました。
姉に泣きながら状況を説明すると、その日のうちに駆けつけてくれて、翌日の先生の説明にも主人と共に付き添ってくれました。
乳頭の奥にうっすらと影があり(ほとんどわからない)、大きさは1センチ程度のものだけど、悪性腫瘍(癌)の可能性が高いこと、これから色々検査をすることなどなど説明を受けました。
癌と聞いて体が震えましたが、勇気を出して「先生、私死んじゃうんですか?」と絞り出す様な声で聞きました。
その時、震える私の肩を支えてくれていた姉の手に力がこもったのををハッキリ覚えています。
先生が「いえいえ、死にませんよ。最近の乳がんはステージ4または末期の方でも、今は9割以上の方が元気になっています。」と優しく説明してくださり、体から力が抜けていくのを感じました。
そして翌週には造影剤を入れてCT検査。
翌々週には入院前のPCR検査、入院、そして手術ととんとんと進みました。
造影剤は体が発熱した様に熱くなり、初めての事に緊張したため検査直後は情けない事に立ち上がらなくなり、車椅子で診察室に連れて行かれました。
車椅子姿の私をみて、主人は何が起きたのかとかなり驚いたそうです。(ただの腰抜けです…ハズカシイ)
入院した日は翌日のオペのことで不安になったのか夜中に目が覚めてしまい、急に気分が悪くなってしまったので、看護師さんに頼ってしまいました。
オペは午後から。
オペ前の部屋に移動し、オペの準備。
心臓が口から飛び出しそうな気持ちでしたが、その時間が来ると諦めの境地に…。
アレルギーたくさんの私に、アレルギーが出ないお薬が点滴注入されました。
「これから不安にならないためのお薬を入れます」と言われた後、目がまわる様な気持ちが悪い感覚になりましたが、すぐに「麻酔します」と言われ、その後の記憶は無し。
「〇〇さん、終わりましたよ。ご主人の所にいきましょうね」
とストレッチャーで運ばれながら起こされました。
ぼんやりした視界に主人の顔が見え、
「頑張りました」という先生の言葉をオウム返しするかの様に、「がむばりまひた…」と言ったのですが、主人曰く"へろへろのぱ"な喋りだったそうです
腫瘍は1×1×1.2センチの大きさで、骨に浸潤のないステージ1aでした。
温存療法で、中を4センチの円筒形に切除したそうです。
…こんな貧相な胸から、よくそれだけ取れたものです…
そして、術中の検査でリンパ節への転移は見られなかったけれど、予防のためにリンパを2つ切除しました。
手術翌日から腕を上げることができたので、よほど先生の腕が良かったのでしょうね。
それでも患部を見るのは怖くて…
どんな風になってしまったのか、想像するのも辛かったです。
やっと見たのは退院前のシャワーの時。
青紫の肌の色や傷跡が痛々しかったけれど、思ったほどショックは受けませんでした。
人に聞かれることの方がよほど悲しかったです。
その後は順調に回復し…隣りに入院していた方の徘徊にはまいりましたが…8日間の入院の予定を前倒しで6日で退院させてもらいました。
なんたってMOAが心配でしたから
退院後はホルモン治療に入りました。
治療といっても、私の場合お薬を毎朝一錠飲むだけ。
幸いな事に、放射線治療も抗がん剤治療もありません。
ただ、ホルモンのバランスが崩れるので、子宮がんになりやすいとのことを手術前に行った子宮がん検診で言われましたので、年1回の検査は欠かせなくなりました
あぁ。大嫌いな子宮がん検診…。
今はMOAロスや喘息でまだまだ思ったほど体力がありません。
それでもこうして過ごせることに感謝です✨
長々と読んで頂きありがとうございました✨
皆様も体に違和感を感じたら、すぐに診てもらって下さいね。
それと検診は行きましょ!
娘がお守りに持たせてくれました。(名前忘れた)
勝手にMOAに似てると思っています🩷