{8686668A-940E-4FCD-BFE1-45D8200102B6}
春の嵐のような窓の外。昨夜からヒューヒューと風の音。13度まで下がった今日の気温…現在は18度…本土に比べれば暖かいのだろうがこのまま夏突入と思われていたのにまた少し逆戻り。

日本の学校に比べてアメリカの学校は宿題が多いと思う。今日のディベートは宿題無くして試験の成績だけで成績をつけてほしいか、宿題をコツコツやっていれば良い成績を取れる方が良いか…であった。私は基本的に無意味な宿題を出さない方針で、プロジェクト(日本語でプレゼンするとか映画を作る)ベースで出す課題がほとんどである。「テストだと絶対良い点が取れないから私は宿題が欲しい!」と言う生徒がいれば、「習ったことをテストして分かっていなかったら習得できていないってことでしょう?宿題は復習やドリル感覚でやりたい人がやれば良い」と反撃する生徒がいて…
確かに宿題はきちんとやるんだけれどいざテストを出してみると分かっていないということも多々ある。
大学院に通っていた頃、面白い教授がいて皆さん、「宿題はやめよう運動をしましょう」と言って、まずはこの教授自身が宿題は全く出さず、成績は生徒たちに自分で決めさせていた。どういうことかと言うと、自分の能力を考えて今自分は何パーセントぐらい授業内容を習得しているか自分で判断して提出させていた。私は多分85パーセントぐらいだったのにAが欲しかったから95とかいう高い点数をつけてその後ずっと罪悪感を感じていた。学生を続けている限りは点数式で評価される。日々変わっていくオンラインの成績表をチェックしてはため息をつく生徒たちをみていると、学期ごとにもらっていた紙の成績表の頃はまだ良かったのかもしれないと思うのだ。