むかし、恩師であるシスターから頂いた、ある詩集の中の一つを、ご紹介しよう。
これはとても有名な詩で、ご存知の方も多いと思いますが。
足あと
ある夜わたしは夢を見た
神さまと二人並んで わたしは砂漠を歩いていた
砂の上に 二組の足あとが 見えていた
一つは神さまの そして一つは わたしのだった
しかし最後にわたしが振り返って見たとき
ところどころで 足あとが一組だけしか 見えなかった
「わたしの愛する子どもよ
わたしはけっして お前のそばを 離れたことはない
お前がもっとも苦しんでいたとき 砂の上に一組の足あとしかなかったのは
わたしがお前を抱いていてからなんだよ」
M・パワーズ
(ああ、なんて素敵な詩。わたし、ぼろぼろ泣いちゃった)
皆にもきっと、神様は見つけられる。
その神様は、どこかの、誰かではない。
あなたの中にいる、あなたよりもあなたらしい、あなた自身の、あなたである。
あなたよりも賢く、駄目な自分をしっかりと諌(いさ)めてくれる、
あなたの宝船である、あなたの深い心の中にいる、神である。
そんな、あなたといつも一緒にいてくださる、あなたの神を、しっかりと見つけたいものです。
それは、いまはやりの、「私は神だ」と言い張る、そんな軽薄なものではないですよ。
あなたを諌め、あなたの罪を打ちのめし、後悔の涙をしたたらさせ、しかも
「ごめんなさい」と言って再び強く歩き出すあなたを、とても喜んでくれる神です。
その神はあなたの使命をとてもよくご存知で、
あなたよりもあなたらしい、美しいあなたを、喜んでくれるお方です。
それは、いまはやりの、「表面上美しいあなた」、では、ありません。
楽しく浮かれ遊ぶあなたを奨励(しょうれい)しているわけでもありません。
あなたが、あなたの使命を果たす事を、求められている。
あなたが、あなたの使命に「はい」と、言わない時、逃げる時、
あなたの神は、あなたを褒(ほ)める事はありません。
ただ、「ばか者」と、言うだけです。
殺人をしても、あなたのあなただから、「それでいい」、と、言うはずのないお方です。
あなたを、地獄へでも引っ張って行く、正しいお方です。
どんな未熟者も、どんな犯罪者も、心から愛しておられるが、
反省し悔い改めるつもりのない、いい加減な、未成熟なものを、ただ甘やかす神ではない。
手をたたいて祈ればどんな事も許してくれる、そんな、やわな神でもない。
ただ、共に行きたいと願う者には、きっと、いつか、姿を現す神でもあります。
正しい御者と心を一つにして歩いていける者は、幸いな者です。
あなたの幸福は約束される。
だから、遠慮なく正しい者になろう。
今朝、テレビでやっていた。
国宝や、重要文化財に落書きする者が絶えないと。
簡単な気持ちでルールを破り、人に迷惑をかける者を、神は見捨ててくれない。
必ず報い、親族の誰かが泣く事になる。
なんて怖い事を、人は平気でするのだろう。
子孫の苦しみを、考えないのだろうか。 身内の涙を、考えないのだろうか。
だからあなたは、遠慮なく良い人になろう。
だからあなたは、遠慮なく正しい者になろう。
あなたをみそなわす神は、あなたの幸福を、増してくれるだろう。
たとえ今生に苦しみが多かろうとも、あなたは報われる者に成ることができる。
わたしはそう、信じているのですがね。
H20,3,17 (月) pm7:45 記