土曜日。

金曜日は夜通し遊び倒した影響か、夕刻まで眠るという実に無駄な休日の過ごし方をしてしまいました。
昔ならこんな状況でも昼までには起きれたのですが、ボクもロートル、そうは問屋が卸さないといった塩梅でしょうか。
しかし、貴重な休みをこうも問答無用とばかりに無駄にしていては、心身ともにあまりよろしくはありませんな。


起床した段階で既に午後5時、しばしボンヤリしていると夕闇が押し迫ってきます。
そうなるともはや外出もままなりませんね。
ああ、また無為に休日を過ごしてしまったな・・・と反省しつつも、今からはどうしようもないのでただ流されるようにゲームを始める体たらく。

すると午後7時を過ぎた頃、

ドォーォォンッ!
という炸裂音が突如聞こえてきました。
それも一度ではなく、何度も何度も繰り返し聞こえてきます。

やがてそれが打ち上げ花火の音だとわかると、家に引きこもっているのが我慢ならなくなりました。
炸裂音はかなり大きく、花火はかなり近いところで上がっているに違いないと思ったボクは、愛車「シルバーチャリオッツ」にまたがり、とりあえず江戸川のほうへ向かった。

案の定、花火がやっていた。
江戸川の河川敷は既に多くの人たちが集まって空を見上げていた。

花火を見に行くのは何年振りだろう?
少なくとも京都では見た覚えがない。
確か盆に地元で見て以来だから3年振りくらいだろうか?

今回久々にみたがやはり花火は美しい。
赤、青、黄、緑、山吹・・・色とりどりの花火が暗闇の空を照らし感動的でした。
そしてそれをたくさんの人が見に来ると言うことにもボクは嬉しかった。

花火は何も日本だけの文化ではありませんが、これほど繊細な仕事をする"職人"は、日本ならではでしょう。
この繊細かつ壮大な美しい技こそが、日本の花火の最大の魅力なのでしょう。
皆が皆、こうしてわざわざ外に見に出てくることがそれを裏付けているといえます。
やはり日本の文化が賞賛されるのは非常に嬉しい。
ボクは日本人で本当に良かったと思える瞬間です。

一瞬の美しい輝きを見せ、消えてゆく花火。
終わった後の儚さも含め、夏の風物詩ですね。
んっん~、夏ってやっぱいいすね!
きれいな浴衣のお姉ちゃんもしっかり鑑賞してこれたので土曜日はまったく無駄な日ではなくなりました。


これでボクのとなりにもキレイなお姉ちゃんがいてくれれば申し分なかったのに・・