masaさんから回ってきました「指定付バトン」。

ボクにまわされたテーマは「土方歳三」です。

さぁ、トシさんを語ってやろうぞ、まわしたことを後悔するでないぞmasa殿!



◆最近思う【土方歳三】
近年、土方歳三=山本耕史という図式が出来ているような気がします。

日野や会津の新撰組パレードに、山本耕史さんが土方歳三役で参加されていたり。

やはり大河ドラマの影響が強いのだと思います。

これまで山本耕史さんは少々気弱な優男のイメージが強かったのですが、大河ドラマはいい意味でそのイメージを打ち壊し、新たな「土方歳三」を構築できたと思います。




◆この【土方歳三】には感動!!!!
大河ドラマ「新選組!」第29話「友の死」


多摩にいた頃からの同志・山南敬助が新撰組を脱退。

局中法度によって、隊を脱退すると切腹の罰が待っています。

隊の規律を守らなければならない立場の土方は、山南を切腹をさせなければいけない状況になります。

山南の切腹を決定する土方。

隊士達あれこれと山南を逃がそうと手を回します。

土方自身も隊士達の思惑を知りつつ、あえてそれにのって山南に逃げる機会を与えます。

しかし、すでに切腹を覚悟した山南は脱走せず、静かに切腹し死んでいきました。


全てが終わった後、近藤とともに縁側にたたずむ歳三。

厳しい顔をしていたが、やがて顔が崩れ、声をあげてボロボロ泣く。


いくら隊の規律維持のためとはいえ、新撰組結成以前からの付き合いの人間を切腹に追いやったのだ。

なにも感慨が湧かないわけがない。

このときの土方が非常に人間くさく、また山本耕史の演技が本当に真に迫って涙が出そうになりました。




◆直感的【土方歳三】
すごく孤独な人だったと思う。

京都にいた頃は鬼の副長と恐れられ、心の休まるときってあったのだろうか?

京都を追われ、勝沼・会津・仙台・函館と転戦していきましたが、近藤が処刑され、次々に隊士達が戦死したり脱退したりして自分の元を離れていく様子をみて、土方はどう思ったのでしょう?

新撰組結成以前からの同志で、函館まで付き従ったのは結局誰一人いませんでした。

彼の人生とは、孤独との戦いだったのではないと思います。



◆好きな【土方歳三】

壬生義士伝の土方歳三。

多摩訛りの喋り方が、土臭いカンジがステキ。


◆こんな【土方歳三】は嫌だ!

実はカツラ



◆この世に【土方歳三】がなかったら
彼がいなかったら、おそらく新撰組は烏合の衆と化し、すぐに瓦解することになっていたと思います。

そうなると池田屋で長州の過激派志士を止める事は出来なかったでしょう。

過激派志士達による京都の焼き討ち、および天皇の奪還計画が実現していたかもしれません。



幕末について論議するとき、よく挙がるのが

「池田屋事件は明治維新を早めたか遅くしたか。」についてです。

これに関してボクは、維新は遅くなったと思いますが、池田屋事件があったからこそ西欧列強の植民地にならずにすんだと思います。

池田屋事件がなければ、長州と薩摩が組むこともなかったでしょう。

倒幕戦争はおそらく長州か薩摩がそれぞれ単独で行い、戦争は泥沼化し、国力は衰退したでしょう。

日本の植民地化を虎視眈々と狙う欧米にとってそれは願ってもない状況。


長い目で見れば非常に重要なターニングポイントとなった池田屋事件。

それを阻止した新撰組を指揮した土方がいなかったら、大きく歴史は変わっていたのかもしれません。




◆次に回す、5人(『指定』付きで)
のさぼうさん 「カフェ」

ブルさん 「酒」

ノンタさん 「お笑い」

南海先生さん 「ムスカ大佐」


もしやってみようと思いましたらお気軽にやってみてくださいな。