うつくしや 紅の色なる梅の花 あこが顔にもつけたくぞある 菅原道真
刻一刻と春への道を歩んでいるにもかかわらず、時に恐ろしく寒い日が訪れたりする今日この頃、皆様はどうおすごしでしょうか?
お元気ですか?
花粉に苦しんだりしていませんか?
日々を楽しみながら生きてらっしゃいますか?
大学4回生のかたなら、最後の学生生活の自由な時間を享受しているのではないかと思います。
卒業旅行に行ったりするのもいいですね。
入社までに資格やお勉強をしておくのも、ベリッシモ(非常に)いいですね。
ボクも大学4回生ですから、自由に過ごせる時間を今まさに享受しております。
ボクが今、もっとも時間を使っているのは「京都の町を思いっきり楽しむ。」ということです。
歴史が好きな人間にとって京都は、様々な史跡が残る「聖地」といってもけっして過言ではないでしょう。
御多分に漏れず、わたくし俗物もそんな人間の一人、毎日自転車に乗って洛中を走り回っております。
先日、3月14日は、素晴らしくよく晴れていましたが、非常に気温が低く、途中雪すらちらついていました。
普段のボクならば、嫌だ嫌だといって家に引きこもるところですが、この期に及んで晴れている日に家に引きこもるのはあまりにももったいない!
では今日はどこに行こう?
とりあえず外に出ると、隣の家の梅の木が目に映りました。
ボクの今住んでいるマンションの隣には管理人さんの家があるのですが、梅の花が非常にきれいに花を咲かせていました。
そういえば、今まさに梅の花の見所の時期だなぁ。
ボクは梅の花が大好きです。
土方歳三も梅の花が大好きで、自分の刀のサヤに梅の花の絵をあしらっていました。
そして、学問の神様の異名をもつ菅原道真も梅の花を非常に愛していたそうです。
そのため、北野天満宮にはそれこそ数え切れないほどの梅の木が植えられています。
それがこの時期、いっせいに花を咲かせるのです。
これはいいな・・・
ということで、梅の花を見るために愛車・銀輪2号に乗って南下、白梅町の北野天満宮へ。
おっそろしく寒かったですけども、雪が舞っていたけども、行ってよかったと思った。
もうね、見渡す限り綺麗な梅の花が目に映るんですよ。
白色と薄桃色の梅の花が見るものの心を洗うようにすら感じました。
確かに桜ほどは派手ではないかもしれないけれど、控えめながら力強く咲く梅は、上品で大好きです。
寒い中、非常に多くの人がこの梅を見るためにカメラを携えてきていて、梅を撮りまくっていました。
すごくきれいだったんだけど、きれいに撮影するのって難しいですな。
今の時代は娯楽が非常に発達しているので、こういう季節季節の花や行事にはさほど関心は集まらないかもしれないけど、花を愛でる風流な人でありたいと思った俗物であった。