如月21日、20時頃にYさんとお別れし、その後“溜まり場”に行きました。
ついに京都を去ることになるY君の送別会のようなものをするためです。
4年の大学生活も終焉を迎え、卒業の時が刻一刻と近づいてきています。
そして仲間との別れの時が来ました、第一弾はY君です。
Y君は地元で就職されるということなので、東京に行くボクら3人はもう滅多に会うことはできなくなり、疎遠になってしまうかもしれません。
悲しいことです。
でも、出会いがあれば必ず別れがあります。
始まりがあれば終わりがある、未来永劫続くものなどありはしないのです。
時を止めることはできません、夕日が沈むのを止められないように・・・
諸行無常、会者定離がこの世の常。
とは頭でわかってはいても、別れと言うのはなかなかつらいものですね。
その日のメンツはB君、J君、Aさん、Y君。
まずはお好み焼き屋で遅い夕餉を楽しむ。
その後J君はY君にプレゼントをしてらっしゃいました。
一体何をプレゼントしたんだろう?
プレゼントの袋を開けて、破顔一笑のY君。
してやたり顔のJ君。
中を覗き込むも、意味がわからない御様子のAさん。
続いて袋を覗き込むボクとB君。
そこには一冊の本が入っていた。
タイトルを確認すると・・・
・・・爆笑してしまった。
なんてナイスなプレゼントなんだJ君。
プレゼントの中身は、Y君が「人生を変えた!」と言うほど多大な影響を与えた本「プロカウンセラーの聞く技術」であった。
もろ内輪のネタですね、これは。
この本に傾倒していた頃のY君(1年半くらい前)は、かなりキモかったです。
元来人の話を聞かず、自分ひとりで突っ走る傾向にあったY君。
この本との出会いによって、彼は変わりました。
「コーチング」という、自分の意見を押し付けるのではなく、相手の考えを引き出す方法がその本で紹介されていたのだが、Y君はそれにいたく感動していたのです。
感動のあまり、日常生活でもコーチングを実行するようになりました。
人の話を聞くようにはなったが、やたらとあざとくワザとらしく聞いてくる姿には辟易したけど。
ハッキリ言って、コーチングって普通の日常生活でやられると「何やねん、コイツ。」って思ってしまうんですよね。
それでもかまわず皆にコーチングしようとしてたY君。
本人は「人生を変えた!」と仰られていましたが、周りから見てると「Yがまたおかしくなりやがった・・・」というすら感じました。
まぁ今となってはいい思い出です。
人付き合いをしていれば色々なことが起こるものです。
にしても、あまりにJ君のネタがすごすぎて、その後B君がマスクドB君に変身しても霞んでしまいました。
あれは掟破りのリーサルウェポンですよ、だんな・・・
その後ファミレスに場所を移し、愛と恋の違いについてをテーマに真剣20代しゃべり場へ。
飛び交う意見、見解、ヤジ、罵詈雑言・・・
的確な意見から荒唐無稽な意見まで、考えは様々で皆アツク語り合っていました。
かく言うボクはというと、愛だの恋だのを語る舌をこれまで持っていなかったので、この話し合いに取り残された感がぬぐえません。
「何が愛だよぉ・・・愛なんて、いらねぇよ。」渡部篤郎 in 愛なんていらねぇよ、夏
愛と恋の違いについての話をしているはずだったのに、途中でなぜかボクはYさんとのことを吐露していた。
恋愛って難しいものですねぇ・・・な~んて、俗物風情がそんなこと語る自体おこがましいですね。
3時過ぎにファミレスを出て、またもや深夜の心霊ツアー開始!
ビートルズもビックリのマジカルミステリーツアーが今、幕を開ける!
行き先は、丑の刻参りで有名な洛北の貴船神社である。
時刻も、到着の頃にちょうど丑三つ時というがおあつらえ向きです。
車でガンガン山を登っていき、イニシャルDのような峠道を通り、貴船神社に行ってきました。
時刻はちょうど丑三つ時、ワクワク・・・
さあ行くぞ!と勇んで神社に入ろうとしたら普通に門が閉まってて入れませんでした。
しかもセコムしてるし・・・
そらぁミスターが守ってらっしゃるなら不法侵入なんてできませんよ。
これでつかまったら内定取り消しですからね。
しゃあなしに何枚か写メ撮ってたらなんだかちょっと不気味な感じの写真が取れました。
あ~あ、これでなかに入れたら最高なのにな・・・
これ帰るのもアレなので、近くの鞍馬寺にも行って来ました。
あの牛若丸こと源義経が幼少期を過ごし、鴉天狗を相手に修行したといわれている場所です。
ここで尿意をもよおしたボクは便所に行きましたが、そこがまたいい雰囲気!
電気も無くて、いかにも出そうな感じなんですよ。
出そうっていってもウ○コじゃないですよ、幽霊とかです。
ホラー大好きな俗物は一人でテンション上がっていました。
鞍馬寺は広いので、結局途中で引き返すことにしましたが、なかなか面白そうなところです。
今度は明るいときにでも行ってみることにしよう。
4時半過ぎくらいに戻ってきて、ついにY君とサヨウナラ。
また逢う日まで!
あ~あ、今日は何も怖いことが起こらなかったなぁ、なんて思っていたら、突然電話の着信が。
・・・!
電話というのはいつも突然鳴って人を驚かせるものです。
そりゃあ「今から鳴りますよ。」って言ってから鳴られても気味が悪いですけども。
しかしこんなド深夜に誰・・・?
なんか映画の「着信アリ」みたいだ・・・
怪訝に思いつつ電話にでる。
電話の相手はJ君だった。
なんだよこんな時間に・・・
用件は?と聞くと
カギが無くて家に入れないから泊めてくれ、と。
なんですと?
結局J君を泊めることになりました。
幽霊に遭遇はしませんでしたが、最後の最後でとんだ呪縛霊がとりついたもんだ・・・と思いつつ眠りにつくのであった。