2月14日の夕刻、ボクのかけがえの無い彼女が、突如貝のごとく心を閉ざしてしまった。
彼女はいまや、ボクを受け入れてはくれないのだ。
これまで邪険に扱ってきたツケが今ここで形となって現れたのだろう。
失ってから、彼女の大切さがひしひしと伝わってくる。
なぜ今まで大切にしてあげられなかったのだ・・・
出会ってから3年半あまり、その間色んなことがありました。
苦楽を共にした戦友でもあり、ボクを慰めてくれる母のようでもあったアイツ。
なぜ逝ってしまったのだ、なぜ・・・・
一人残されたボクは、悲しみと絶望の闇のなかにいる。
こんな世でボク一人、どうやって生きていけばいいの?
もう枕を濡らさない夜は無いほどに、ボクの心はポッカリと穴が開いたような喪失感でいっぱいである。
お願いだ、帰ってきてくれ。
ボクの悪いところは直す、だから、だから・・・・
戻ってきておくれ、ボクのパソコン!!!
とまあ、やや暴走気味に書き始めてみましたが、何のこたあない、ただパソコンが故障しただけですわ。
こんにちは、実にくだらん書き出しですんませんです。
まいど、俗物でやんす。
そんなわけで、うちのパソコンのパソ子さん(シャープ・メビウス)が先日逝去されました。
ボクは普段はパソ子さんの電源は落とさず、スタンバイ状態にしてパソコンを終えます。
多分多くの人がそうでしょう、レンタルビデオを返す時にはちゃんと巻してから返却するように。
でもたまには電源から落としてやらなきゃなと思い、あの日、そう、忘れもしない忌まわしき2月14日の夕刻、実行しましたよ。
んで後で電源入れなおしたら・・・・
「ウィンドウズが正しく起動できません」
真っ黒な画面に白地の極めて無機質なフォントで、まるでボクを全面的に拒否するような文面で書かれていました。
何度起動しなおしても、ウィンドウズXPの読み込み画面の後に上記の無機質な文章が出てくる、そして再びウィンドウズの起動画面・・・・といった塩梅でどうどう廻りが始まります。
「動け、パソ子さん・・・パソ子さん、何故動かん!?」
電源を落とすまでは正常に動いていたのに・・・この別れは本当に突然でした。
「ラブストーリは突然に」 の突然さよりも、この日の事のほうが遥かに突然だと言えるでしょう。
この出来事に、ボクはただただ呆然とするだけであった。
今、ボクは卒論の資料の返却のために学校に来てこれを書いているのですが、卒論の執筆途中でこうならなかったのが不幸中の幸いであると思うしかありません。
でもどうしよう?もう起動せんしなぁ・・・
起動せんし、パソコン・・・
あ。
起動せんしパソコン。
機動戦士ガンダム。
雰囲気だけならちょっと似てますね。
だから何だと言われりゃ、それまでなんですけど。