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(出典)2019年10月31日

4years

 

【駒澤大学を率いる名将大八木監督】

1995年4月から駒澤大学の陸上競技部コーチに就任しました。

 

2002年4月には助監督に、2004年4月から監督に就任しました。

 

母校への恩返しのために当時低迷していた、駒澤大学陸上部の立て直しに尽力します。

 

ちなみにコーチの時代から情熱的に指導をされていたようです。

恐らく、監督とか他にいたと思いますが、熱意が上回ったのではないかなと思います。

 

2000年には箱根駅伝を総合優勝します。

 

この時のメンバーに現國學院大学監督の前田康弘さんがいます。

 

今は共に大学駅伝の監督として、師弟対決をしています。

 

たまにテレビでお互いの作戦を探り合う様子が、映っていると仲睦まじいなと思います。

 

 

【強いランナーを輩出し続ける】

 
 

駒澤大学陸上競技部は日本陸上界において有名な選手を多く輩出しています。

 

指導法の大きな特徴としては、精神的な面での強さを促す強い言葉です。

 

やっぱり「男だろ!」は有名なフレーズだと思います。

 

かつて、駒澤大学で箱根駅伝の2区を走っていた頃の村山謙太選手に、

 

「男だろ!足とかなんとか関係ない!行けぇ!」とおっしゃったことが忘れられません。

 

双子の弟、城西大学の紘太さんとの戦いで、前半に飛ばしすぎてしまった謙太選手。

後半足がつりそうだったところで、太ももを何度もたたいて走っていました。

 

そこで放たれた言葉なんです。

 

もはや、足が原因なのに「足とかなんとか関係ない」と言える力強さ。

 

こういった言葉によって、精神面を強化されることを望んで、駒澤大学を進学先にする選手もいます。

 

【変化と進化を続ける】

 

2021年に箱根駅伝を優勝した際、

「もう勝てないかもしれないと思った」と言った大八木監督。

そんなこと思っていたんだと、衝撃を受けました。

 

今の時代に沿った指導法ではないと、選手に寄り添う指導法に切り替えました。

 

やったことや良かったことを褒めながら、苦手なポイントもしっかり指導しています。

 

選手一人ひとりのことを考えながら、適した言葉をかけています。

 

決してもともとそうじゃなかった訳ではありませんが、今の若い世代に適した指導になっていると思います。

 

【厳しい言葉とは裏腹に】

 

恐らく、大八木監督はかなり繊細な方だと思います。

 

密着箱根駅伝(春夏秋冬)などを見ると、選手に厳しい言葉をかけた後で、カメラが撮っている中で

「アイツは正確にラップが刻めれば安心してレースに使えるんだけどなぁ」とぼやいている時がありました。

 

また、マラソンの日本記録を持っていた、藤田敦史さんの貧血を見抜いた話は有名です。

 

駅伝の監督は全員に共通することかもしれませんが、選手一人ひとりをしっかり見ています。

 

それでなければ厳しい言葉も、選手に響かないですから。

 

今年の箱根駅伝を制した、駒澤大学大八木監督から今後も目が離せませんね。

 

以上です。

ありがとうございました。