前回、ケニア人留学生の、イェゴン・ヴィンセント選手を取り上げました。

そこから長距離における、ケニア勢の強さを書きました。

 

今回は留学生ランナーと、箱根駅伝の関係について書きます。

 

 

【留学生ランナーの始まりは?どこの大学が留学生を起用しているのか】

 

 

そもそも、箱根駅伝で最初に留学生ランナーが走ったのは、1989年65回大会でのケニア人留学生ジョセフ・オツオリ選手です。

 

昔は同じ大学で2人留学生が、走ったりしていたようです。

現在では「エントリーは2名まで、本戦に出走できるのは1名のみ」です。

 

山梨学院大学は特に留学生を起用しています。

ちなみに留学生を起用し、総合優勝をしたのは山梨学院大学だけのようです。

 

(出典)2018年1月2日

SANSPO.COM

山梨学院大・ニャイロ、13人抜きで4位浮上 青学大・森田と同タイムで区間賞/箱根駅伝(画像2) - スポーツ - SANSPO.COM(サンスポ)

 

ステファン・マヤカ

メクボ・J・モグス(Jは何と読むか思い出せませんでした。)

オンディバ・コスマス

エノック・オムワンバ

ドミニク・ニャイロ

 

 

続いて多いのが日本大学のイメージです。

 

ギダウ・ダニエル

ガンドゥ・ベンジャミン

ダニエル・ムイバ・キトニー

パトリック・マゼンゲ・ワンヴィ

 

往路、特に2区に起用されることが多い中、復路でも2回起用されていることに驚きでした。

 

 

【留学生として主将となった拓殖大学のワーグナー・デレセ】

 

 

(出典)記載年月日不明

TAKUDAI Active

出場選手紹介|TAKUDAI Active! (takushoku-u.ac.jp)

 

ワーグナー・デレセ選手は、エチオピア出身の留学生ランナーです。

 

しかし、4年生の時に主将に任命されます。

 

日本人でも言葉の伝え方や役割を与えられてからの、立ち振る舞い方に悩むと思います。

 

実際、東洋大学の山の神こと柏原選手は、「主将に任命されたことで責任感が増し、チームを強くするために自分がもっと早くならなければならない」と気負ってしまい、記録が伸び悩んだ時期もありました。

 

その難しいポジションを、デレセ選手はやり切ります。

 

元々、岡田監督が食堂に来ればお茶を用意し、言われずとも食器の片付けもするデレセ選手。

 

走ることも力強く、生活面でも他者の模範となる振る舞いをしていました。

 

そこには言葉よりも気持ちや行動で、チームを押し上げていく留学生主将の姿がありました。

 

 

【箱根駅伝における留学生の起用について】

 

僕、個人の意見ではありますが、とてもいいことだと思います。

 

驚異的な記録を出す留学生については、反対の意見があることも確かです。

 

実際に走る選手からしたら、とても大きな目標になるのではないかなと思います。

 

ケニア人留学生たちはこのタイムで走るのか、自分も頑張らないと。

 

それが積み重なって、箱根駅伝を走った選手たちによる、マラソンの記録更新だと思うのです。

 

大学生の間に世界との距離を知れることは、とても良いと思います。

 

以上です。

ありがとうございました。