仕事や学校の意味不明なルール ブログネタ:仕事や学校の意味不明なルール 参加中



 派遣や契約社員が中心だった私は、勤め先はかなり転々としたが、幸いなことに何処もとても寛容なところばかりで、意味不明なルールなどはなかった(それはもう、自宅での髪染めに失敗して、青々とした芝生のような黄緑色になってしまった頭髪でも、大受けして笑われはしたものの、誰一人として注意してこなかったくらい)のだけれど。

 はるか昔に卒業した中学校は、そういったルールが多かったように思う。

 中でも、私が気になったのは男子生徒へのルールの厳しさ。

 女子も『靴下は白無地かワンポイント、丈はクルーまで』だの『コートは学生用の紺色コート(ピーコートやダッフルではない)』だの、それなりの縛りはあったけれど、男子に対しては、更にその上をいっていた。

 
 特に困ることもないけれど、何故?というルールでは。


 登下校は白の運動靴のみ。ローファーは禁止。 ←女子はOK

 登下校に使用するメインバッグは、白いキャンバス地の肩掛けのみ。
 革鞄は禁止。

 ←これも女子はOK。例外として、姉のいる弟がお下がりで革鞄を使うことだけはOKだった


 男子の革鞄使用が何故使用禁止なのか。
 同じくローファーが何故禁止なのか。


 男児の母となった今、もしかして……と理由を挙げるとしたら。


 ……振り回すからか?(革鞄当たったら痛そうだし)

 ……蹴るからか?(別にケンカに限らず、戦いごっこの延長的な感じで)


 これくらいしか思い当たらないのだけれど、誰がいつ、何を目的に考えたルールなのか、中学生の頃は本当に疑問でいっぱいだった。


 そして、これよりもっと理不尽で、尚且つ支障もありそうだったルールがこれ。


 冬期でも、男子のコート着用は一切禁止。


 いや、そりゃ確かに詰め襟学ランだったから、首元に限っては女子より温かそうだったけど。
 それでも着ている枚数自体は変わらないのだから、絶対に冬場は寒いだろうて…。

 登下校時、身をこごめながら歩いていた男子たちを思い出すと、そして今自分の息子たちがそんな状況だったらと思うと、やはりちょっと不憫でならない。

 しかもこれに関しては、禁止の理由もイマイチ(こじつけるにしても)思いつかない。

 本当に、誰がいつ何の為に生み出したルールだったのか。



 現在、私が通っていた頃とは、制服も大幅にデザインチェンジがあり、もはや見た目は全く違う学校と化している我が母校。

 そんな中学校に、今でもあのルールがあるのかは……謎である。