毎週土曜日は、長男のスイミングスクール送迎と、ついでに見学をしていくのが、我が家の日課なのだけれど。

 そのスイミングスクールで、ほぼ毎回気になってしまうメンツがいる。



 そのグループは、同じ見学するママたちなのだけれど、最初に見た時から唖然呆然。

 何がか、というと。

 まるで自分の家にいるかのように、ソファ席の一角を占拠し、空いている席にも荷物を山盛りにし、テーブルの上には、大量のお菓子と飲み物。

 それぞれ下の子を連れての見学なのだけれど、その子たちは周りで好きに鬼ごっこをさせておいて、自分たちはひたすら雑談…。



 この時間帯には、ジュニアスクール生以外の、大人の会員も出入りしているのだけれど、その人たちの白けた空気も、眉をひそめた同じ見学組の視線にも、全くお構いなし。



 ……あの親、何も感じないのかな。
 ……感じてないんだろうな。

 でなければ、あそこまで傍若無人に振る舞うことは出来ないような気がするから。
 少なくとも、私じゃ頼まれても無理。


 正直、見ているこちらが恥ずかしい。
 でも注意する気にすらなれない。いい年をしてTPOをわきまえることも知らない、彼らがあまりに格好悪くて。


 あれを当たり前として、あの人たちの子供は育つのかしら。
 願わくは、反面教師にして欲しいものだわね。

 たとえそれが自分の親だからって、ダメなところを見習う必要も、従わなければならない必要もないのだから。