視力教えて ブログネタ:視力教えて 参加中



 最後に測った時の視力は、確か0.02だとか。

 小学校中学年あたりまでは2.0も余裕で見えるくらいによかったというのに、炎天下での読書やら、暗闇での読書やらが見事に祟り、高学年に上がって初眼鏡――しかもそれが誕生日プレゼント。実におめでたくない。
 字を読めるようになった頃からの活字中毒者に、読書をセーブ出来る筈もなく、視力の低下はどんどん進み、二十歳を過ぎてPCを触るようになってからは、ますます悪化……で、上の視力となった模様。

 しかし私の目。
 お医者様や眼鏡屋さんを惑わせてくれる、とんでもない目らしく。

 最初は遠視と乱視、数年後には何故か近視と乱視、それがまた数年後には遠視と乱視――と、数年おきに近視と遠視と交互に診断を下され、その度に再検査再検査。

 お医者様によると、矯正視力がものすごく強いらしく、本来見えない筈の距離を、無理やり見てしまうらしい。
 その結果、無意識に酷使された目が疲労して、近視になったり遠視になったりするそうで。
 ……そんなことを私に言われても。

 ここ数年は、年齢が上がって矯正する力が弱くなったのか、近視と乱視のままで落ち着いているのだが、画面の見過ぎでドライアイになってしまった為、コンタクトが出来なくなってしまい、365日眼鏡生活。

 近視の人は、老眼になると近くも遠くもよく見えるようになる――と聞いたことがあるのだが、そうしたら眼鏡がいらなくなるのだろうかと思っていたら、そんなこともないらしい。
 知ってがっくりしたのだが、考えて見れば乱視持ちの私。老眼になろうと眼鏡はいる筈で、やっぱり一生のお付き合いになりそうだ。


 余談だが。
 眼鏡をうっかりどこに置いたか忘れてしまい、仕方なくそのまま外出した時、友人から「近くにいる人をどうして見分けているの?」と訊かれ、「……オーラで?」と返したら唖然とされた。

 二三度会った程度では分からないのだが、親しく付き合っている人は、雰囲気で何となく分かる。
 輪郭程度しか分からない視力でも。
 表現しようがなく「オーラ」と口にしたのだが、意外と周囲にいる視力の悪い友人には通じる言葉だったりする。
 しかし絶対に、光り輝いて見えている訳ではない(苦笑)