アネモネです。






新型コロナが猛威をふるう2020年、地球。
不肖アネモネは、過去の日本の伝染病を調べる為に
江戸時代にいる一人の医師に会いに行った。




キョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロ


江戸時代幕末 1860年   江戸築地鉄砲洲







その日も、福沢諭吉先生は
忙しく動き回っていた。







私「(コロリ禍で、ステイホームしている人も多いのに)………福沢先生は怖くないんですか?
コ・ロ・リ!






(画像はお借りしました)




福沢諭吉先生「ワシは、腸チフス経験者だ。かかったら相当苦しいぞ。
あの時は正直どうなるかと思ったが、
今はそれほど恐れてはいないよ。」





福沢諭吉先生は、1856年の春に、
大坂で腸チフスにかかりました。
緒方洪庵先生と八重夫人の必死の看病で
一命をとりとめました。






福沢諭吉先生「あれ以降、
適塾で感染症の事についてかなり学んだ。
病は何故起こるのか、の正体を知って行くと、
漠然とした不安や恐怖は小さくなって行くものだよ。

日頃から清潔にするよう心がける。
用を足した後は必ず手を洗う。
汚い手で食べ物をつかまない。
ナマモノは食べない。

闇雲に恐れて逃げ惑うだけではなく、
敵の弱点を正しく知って、
その上で、用心しながら動けばいいのだ。
第一、多くのコロリ患者の診察をしても、
緒方洪庵先生はコロリにかからないじゃないか。
先生も日々の心がけを徹底的に守っているからな。」












私「確かに……、
適塾の方達も、誰もコロリで亡くなっていないわびっくり













余談だが、後に福沢先生は、
福沢英学塾を築地鉄砲洲から、
芝新銭座に移転するが、
当時、その土地の臭いが臭かった為に、早々に引っ越しを考え始めた。



それは、ちょっとコロリとか腸チフスになってもおかしくないようなくさい臭いだったそうで、







くさい臭いがしなく、水捌けもよく、
風通しもよく、
塾生達がコロリにかからない(かかる可能性を最小限に抑えた)土地を見つけて、
塾を移転した。




その場所は、









風通しの良い、

三田の山の上だった。





続く!



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