完全性を求めて | アルカトリップNo.1

完全性を求めて

マティーニ。
なんなんだろう、この完璧な響きは。
「響き」と言っても「マティーニ」という「音」ではなく、それが表す「アレ」のこと。
別に「マーティニ」でも「マルティニ」でも「martini」でもなんでもいい。
それらが表すあの響き。

ビターズを入れる?レモンピールは?オリーブは?ジンの銘柄は?ベルモットは?ドライ?スウィート?その比率は?眺めるだけ?囁くだけ?ステアは何回?100回?そうじゃない温度だ温度がもんだいやいやシェイクだウォッカを混ぜてシェイクだレモンの輪切りを浮かべなきゃ駄目だウォッカマティーニこそが真のマティーニだ何を言ってんだかそもそもマティーニとは………

そんな飲み手や作り手の思いが渾然一体となった、あの響き。
ハーモニー。
揺らぎ。
繋がり。

もはや、「酒」とか「カクテル」といった言葉を超えた、ある「完全性」。
それを表しているのが「マティーニ」なんだと思う。

などとグダグダ言う暇あれば飲めばいいんじゃん?

最高のマティーニを。

完全なるマティーニを。

今、目の前にあるマティーニを。

うひひ、過去最高の仕上がりですよ。