ホセんちのうまい酒 | アルカトリップNo.1

ホセんちのうまい酒

ホセ・クエルボ・レセルバ・デ・ラ・ファミリア

その名のなんと輝かしい事か。

”家族のための特別品”の名の通り、クエルボ社の出す最高級テキーラ。
日本には未輸入であり、ほとんどお目にかかる事はないであろう幻のテキーラと言っても差し支えはないはずだ。俺自身、一度バーでボトルを見せてもらった事があるだけだ(
バーのマスター曰く、「いやー、二本だけ手に入ったんだけど、あんまりおいしいもんだから一本自分で空けちゃったよ」←正直殺意が湧いた(笑)

今回のメヒコ行きで、テキーラの産地、グァダハラに行って、クエルボ社直営店の酒屋等に行けば手に入るんじゃないかなあ、等と考えていたのだが、どうも日程的に無理がありそうだったので、今回はパスする事に。
そのかわり、行く先々で酒屋を見つけたら、あるかどうかを聞き回っていた。
しかし、メキシコシティでもどこにも置いていない。最早半分諦めていたのだが、、

時はメヒコ最後の日、場所はアメリカとの国境の街、ティファナ。

2軒程酒屋を見たが、やはり置いていない。いよいよ駄目か、、と思っていたら、ちょっとでかめの古ぼけた酒屋が一軒。ドラッグストアでさえ客引きをしているティファナの中、ひっそりと静かに、なんとも怪しげなオーラを放っている。
店のおっさんに聞いてみると、「お?」というちょっと驚いたような顔をしてから、ニヤリ、と笑って「こっちにこい」と案内してくれた。期待に胸を膨らませついていく。

「これだろ?」と店内の角にある棚の上の方を指差し、そこには………

ファミリア


ケースに収められ、鎮座まします麗しの"JOSE CUERVO RESERVA DE LA FAMILIA”!!

「うあああああ!!あったーーーーー!!!」


叫ばずにはいられなかった。
「このテキーラは俺の夢なんだよ、まさかあるとは」等と言うと、
「じゃあ、100ドルでおまえの夢を買えるぜ」というおっさん。
もちろんすぐその場で買える物だったら買いたかったが、、

……買えるか!!
シティで財布をすられ、ラパスで落ち合った友人に滞在費を借りて、ようやくここまで生きてこれた俺に100ドルなんて残ってる訳あるか!!

なので「……写真だけとってもいい?金ないんだよ……」と恐る恐る聞いてみる。
すると、快くOKしてくれて、店のカウンターに置いてくれるおっさん。
恥も外聞もかなぐり捨て、ケータイのカメラでパシャパシャやってました(笑)

……絶対いつか手に入れてやる、、とケータイを開く度にティファナでの事と共に、そんな思いが蘇ってくる今日この頃
(待ち受け画面にしています(笑)