バスに揺られて14時間 | アルカトリップNo.1

バスに揺られて14時間

メキシコシティから一路マサトランへ。

しかも夜行バス。

どうにもドキドキですよ。

強盗だの山賊だの色々と噂もあり。

しかも財布をすられた直後。

どんだけテンパッてたかが日記を読むとよく分かります。

2/10 17:00
マサトラン行きのバスへ。
さあどうなるのか。
どうか無事につきますように!!


もう、風景を楽しむとかそんな余裕も無く。
日記にも風景の事など書いていないし、写真も無い。
かと思えば、車内で上映していた映画の事なんぞが書いてあったり。(えーがやってる。ロングの方がかわいーなぁ
しかも、途中で警官(軍?)のチェックがあって、車外に連れ出されて質問され、もうなにがなんやら。
必死になって「日本から来た!」「ラパス行くつもり!」「観光観光!」とスペイン語会話帳片手に喋り、なんとか解放。隣に座ってた人の「エスタスビエン?(大丈夫か?)」という一言に妙に心安らいだのを覚えています。

夜になれば、不安は一層増すわ冷房はガンガン効いてて寒いわバスは相も変わらずガタガタ揺れるわで、うとうとと夢現つを彷徨いながら寝てんだか寝てないんだか分からない状態。

そうしてバスに揺られ続け、ふと外を見ると、東の地平線が幽かに、ほんの幽かに明るくなっているのが見え。
「……ありがとう」と思ったりしたものです

バス
東の彼方が明るい。
太陽が昇ってくる。
夜が明ける。
みんなありがとう