酒に溺れる人、、、自分の事をそう思えた人は、見た覚えが有るかもしれません。

 僕のパソコンの片隅には、今もこのドラマが avi ファイルで残っています。2005年の3月1日に日テレ系で放送されたドラマスペシャルのようですが、もう11年も前の事です。

 当時、winnyで入手したのですが、どんなにパソコンを変えても、このファイルだけは消失せずに持ってます。

 2001年、重症急性膵炎で入院して以来、断酒の必要性を感じ、そして悩み始めたあの頃の断酒への思いを思い起こすのに役立つからです。

 ちょうどこのごろから、本格的に断酒せねばと思うようになったような気がします。 篠原涼子さんの迫真の演技もさながら、まだ若いだんなさん役の西島秀俊さんの演技もしっかり脳裏に残ってて、断酒敢行できてる今は、なんか懐かしい気さえしています。

 本当に苦しい時は、こんな感じで溺れてゆくんだと共感してしまうドラマです。

アルコール依存症脱却のために必要な力、それは、自己認知力です。

 自分自身の飲酒が、自己の生活に負の影響を与え始めたと感じ、だんだんとアルコールを断たなければいけない思うようになるのですが、その治療を始められるか否かは、まず本人がアルコール依存症だと認めなければいけません。

 他人がいくら言っても本人がそう認めていなければ、治療は始まらないのです。それは、アルコール依存症に関わってる誰もが知っているはずの周知の事実ですが・・・。

 その決断を下す、自己認知に役に立ったドラマでした。

 ま、いろんな依存症治療全般に必要な自己認知ではありますが・・・。

 飲酒から脱却出来ない人は、常に飲酒の正統性を考えていますが・・・。

 僕の場合は、こんなに苦しい生活を脱却するために深夜のパートとかやってるのだから、飲酒ぐらい神様も許してくれるはずだとしきりに考えるようにして、酒気帯び運転をも正当化してましたね・・・。結局は、運よく??ぽしゃるのですが・・・。