またまた、

昨日のブログの続き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

品川で空港行の電車を一人で待つ。

主人はタバコを吸うと

消えてしまった。

飛行機に乗るのはわたしじゃないのに。

たばこを吸うところなんて

ないと思うんだけど。

 

 

 

 

 

 

大きな子供を連れて

遠出している気分。

子どもを連れていたら

大人の思うようにことが進まなくて大変だと

ママになった友人たちは言うので。









うちのは一応大人だけれど

こういうことなんじゃないかと

思った。

小さい子だったら

抱っこしてこちらのペースで

移動したりできるから

うちの主人よりマシなのかも。

 

 

 

 

 

 

たばこ1本吸うのに

どれだけ時間がかかってるんだ!!

携帯で時間を確認して

周りを見渡して主人を探して。

一人で焦っても

主人は現れない。

 

 

 

 

 

やはり帰国したくなくて

消えてしまったのだろうか。

 

 

 

 

 

 

変な汗を手にかいてる。

とうとう電車が来てしまった。

ひとりで主人のスーツケース抱えて

乗った。

 

 

 

 

 

 

心臓バクバクして

バクバクしすぎて

どうやって落ち着いたらいいか

わからない。

とりあえずこうしてブログを書いてみてる。

けど集中できないな。

 

 

 

 

 

 

わたしの脅しも効果なしだったのかな。

このまま一人で空港着いて

また家までこのスーツケースふたつ持って

帰るのか?

馬鹿馬鹿しいから

荷物は空港に放置してしまおうか。

でもそんなの迷惑やんな。

 

 

 

 

 

 

病気とはいえ

最後まで振り回されたな。

この後もまた主人のことで

誰かから連絡が来るんだろうか。

「警察です。

ご主人が道に迷ってました。

一文無しなので迎えに来てください。」

「救急隊です。

ご主人が頭を打って病院へ向かっています。

通訳してほしいのでできるだけ早く

病院に来てください。」

とか。

いろいろ想像がつく。

 

 

 

 

 

 

 

そうなったらまた

わたしは主人のところへ

行かなければならない?

弁護士さんに聞いておけばよかった。

そう言われたとき

拒否する権利はあるのか。

どんな理由でなら

拒否していいのか。

 

 

 

 

 

 

 

主人は病気なのに。

もう離れることしか考えてないや。

 

 

 

 

 

 













 

主人が、

同じ電車に乗っていた。

ほんまに?

目を赤くした主人が

わたしの目の前に立ってる。

 

 

 

 

 

 

 

あーーーーーーー

よかった。安堵。

主人は逃げていなかった。

これから逃げるかもしれんけど。

 

 

 

 

 

 

 

主人、今わたしの隣に座った。









空港に着いたら

直ちにチェックインして

手荷物を預けないといけないことを

話した。

主人のペースに合わせていては

事がスムーズに運ばないので。

 

 

 

 

 

 

 

細かく空港着いたら

こうして、こうして、

と話していたら

また主人が怒り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は今から国に帰るんだぞ!?

もう会えないかもしれないんだぞ!?

なのにお前はそんな話しか

できないのか!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

いやいや、

それが一番大事やから。

何としてでも飛行機に乗ってもらわないと

いけないんだから。

そのためにわたしが今日まで

どれだけ我慢してここまで来たか

わかってないやろ。

 

 

 

 

 

 

 

空港に近づくにつれ

最初はただウルウルしているだけだったのに

目から涙がこぼれ

だんだんと主人の顔がくしゃくしゃに。

帰国するときはいつもこう。

今回は帰国したら

二度と会えないかもしれないからよけい。

 

 

 

 

 

 

主人がこんな状態になる前は

そんな主人を可愛いと思ったり

一緒になって

うるうるしていたものだったけれど。

 

 

 

 

 

 

去年アルコール依存症と本人が認めて

治療をしに帰国した約1年前。

あの時はわたしもウルウルしていたのにな。

今回はそういうのない。

泣いている主人を客観的に見ている。

そんな自分にびっくりだな。

 

 

 

 

 

 

完全に気持ちは離れているんだな。

こういう気持ちって、

よくなった主人を見れば

また元通りになるもの?

これよく考えるけど

実際にそうなってみないとわからないな。

てか、そうなる確率なんて

今の主人を見ていれば奇跡に近いレベルだな。

 

 

 

 

 

 

てことは、

本当に今日が最後かもしれないんだな。

でもここ最近ずっと慌ただしくて

そんなこと実感する暇もなくて

今も実感なし。

わたし離婚するんだな。

 

 

 

 

 

 

主人がわたしの膝を触って来た。

自分にはmental issueがあって。

時々迷惑をかけた。

(時々どころではない。)

でも良くなりたいんだ。

治したいんだ。

リハビリしてカウンセリング受けて

AAに行って

数か月シラフでいられたら

帰ってくるから。

 

 

 

 

 

 

 

自分をここまで良くしてくれたのは

〇〇(←わたし)だから。

結婚なんて興味なかったのに

したいと思わせてくれたのも

自分の病気を認めて

治療しようと思わせてくれたのも

〇〇だから。

だから〇〇がいないと

だめなんだ。

〇〇がいなければ

俺はもう長くないだろう。

いなかったらもう死んでたよ。

 

 

 

 

 

 

と言われた。

 

 

 

 

 

 

でもわたしはあなたがいると、

あなたといると辛いんだけど。

分かる?

わたしはどうなるの?

わたしの人生は?

病気なのはわかるの。

治らないことも知ってる。

良くなることはないって

わかってる。

あなたのせいではないことも

わかってる。

でもだからって

わたしは耐えられないの。

 

 

 

 

 

 

 

俺は結婚は一回しかしないって

決めてる。

だから離婚はしない。

 

 

 

 

 

 

 

 

次に結婚するかしないかは

あなた次第です。

それが離婚しない理由には

ならない。

わたしが幸せそうに見える?

 

 

 

 

 

 

 

 

見えない。

 

 

 

 

 

 

 

わたしのこと愛してるなら

幸せでいてほしくないの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幸せでいてほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃあ、

わたしもあなたがわたしと別れても

幸せでいてくれることを祈るから

あなたもわたしの幸せ考えてくれる?

 

 

 

 

 

 

 

 

でも〇〇を幸せにするのは

幸せにできるのは自分だから。

ごめん、ごめん。ごめん。

今までごめん。

今までの自分は最悪だった。

最悪だった。

それを口にするの嫌だったんだ。

だけど認めるよ。

そうやって〇〇は

自分が認められなかったこと

認められるようにしてくれるんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしの膝をつかみながら

そう言って泣いてます。主人。

申し訳ないけどわたしは

人前で泣かれて恥ずかしいと思ってる。

これが現実でしょ。