わたしの誕生日に
救急隊から連絡が来る。




ご主人が道端で
けいれん発作を起こして
意識消失しました。
近くにいた方が
救急要請してくれまして
今ご主人は救急隊と一緒にいます。




意識も戻ってきたので
ご主人とお話して
奥様に今電話しています。




最悪な誕生日を
ありがとう。
と思いました。





わたしが
主人の倒れた場所の近くにいると分かると
救急隊から、
ご主人、
日本語お話にならないようなので
一緒に病院まで
付き添って行ってくれませんか?




今からご実家にむかいますので
住所をお願いします。





暴力を振るうため
警察から一緒にいないよう言われ
別居していることを話したが
速やかに診察が受けられるように
初めから一緒にいて欲しいとのこと。





救急隊がわたしの実家まで
やって来ました。
わたしは救急車に乗り込み、
これまでの経過や既往歴などについて
答えていきました。




運ばれた病院は
大きな総合病院。
三次救急まで扱っているそう。




わたしが救急車に乗り込んだ頃には
主人の意識はしっかりしていて
ただお酒を飲んでいるので
ご機嫌。





病院に着くと
だいぶ不穏だね。
と言われる。





またか〜
またみんなに嫌な顔されて
大変ですねと言われるんだ。
と思っていたら
その通りに。






入院しますか?
と看護師さんが先生に確認すると
いや、させないでしょ。
最低限のことだけやって
返そう。
と返事する先生。





毎回、採血して、MRIして、
点滴されて、
1回、1万円オーバー。






もうなんか、
主人を含め色々なものへの怒りと、
失望と悲しみと、
なんかなんか、、、
すっごく自分ばっかり不幸。
みたいな感じがしていました。





そんな時に
救急隊から、
ご主人が持っていた荷物です。
と言って手渡された
彼のジャケットとビニル袋。





ビニル袋の中には
てんかん発作で道路に倒れた時
ぐじゃぐじゃになった
フルーツが入っていました。





帰って良いですよ。
と先生から言われ
その帰り道、
誕生日プレゼント。
と言って、
わたしにそのぐちゃぐちゃになった
フルーツを渡す主人。





ねぇ知ってる?
それぐちゃぐちゃだよ。
と言うと、
Gosh!
○○が好きだから買ったのに、
最悪だ。
○○に届けようと思ったら
倒れちゃったんだ。
と。





確かにわたし、
フルーツ大好きで。





ケーキだけで十分だから、
フラフラな時は動かないで
ベッドにいてよ。
もう心配かけないでよ。
わたしのこと幸せにしたいって言うけど、
あなたは出来ない。
わたし、全然幸せじゃない。
もう別れたい。
毎日毎日、
警察か、救急隊とお話してるんですけど。
良くなるって言うけど、
それはいつなの?
いつまで耐えたらいいの?
自分が元気なら
サポートしようって思えるけど、
もうわたしメンタルが健康じゃないから。
わたしがあなたと一緒にいると
壊れていくの。
それでも一緒にいなきゃいけない!?
と言って、わたし、大泣き。
たぶんもっともっと主人を、
追い詰めるようなこと
言ったと思います。




主人も大泣きして
しばし黙るわたし達。
先に口を開いたのは主人で、
またI love youと言い出す。
○○がいなかったら
自分はすぐ死ぬ。
と。





死ぬにしても、
それなら離婚して!!
自分の国に帰って!!





その後お互いに口を開かず、
終了。





そんなこんなで最低な誕生日を迎え
その3日後、
去年の夏に1度だけかかったことのある
クリニックの予約の日が来ます。