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日本語能力高めようよ



negoto23@gmail.com



僕は「アル中」という言葉をできる限り使わないように心掛けています。


正式病名である、アルコール依存症、アルコール依存症者、と言うようにしています。


文脈上、あえてアル中と表現した方が伝わるなあ、とか、そんなふうに思ったとき以外には、基本的には、アルコール依存症者と呼ぶようにしています。


理由はふたつ。


悪影響だし間違ってるし

 
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ひとつはアルコール医療の世界でも言われていることですが、アル中、という言葉には


脈々と続いた別称としての過去


があるため、今、まさに苦しんでいる仲間の否認行為を助長しやすいから。


これはほんまに、そう思います。アル中、アル中、と軽蔑されればされるほど、俺は違うんだ!って話になるわけですやん?


ふたつめに、そもそも、アルコール依存症は、別にアルコール中毒という状態ではない、と、そういう理由です。


急性のアルコール中毒を思い出していただければわかりやすいと思います。


アルコール中毒とは血中アルコール濃度が異常に高く、生命に危機すら覚える状態のことですよね。大学生が陥るやつですね。


確かに我々が回復に繋がっていない状態の時は血中アルコール濃度は高いのですがw。


でも、僕らの罹患している病気は、そんな状態のことではなく、あくまでも、脳内の回路に傷がついて異常を起こして、駄目だと分かっている時にでも、あるいは、もう本心は飲みたくないと思っている時にでも、どうしてもお酒を飲んでしまうという

、そんな病気ですよね。


だって、僕は死ぬまでアルコール依存症患者ですが、もう、かれこれ14年ほど、血中アルコール濃度は、ほぼゼロですよ?ばりばり素面ですもん。


ま、味醂とかのアルコール分は体内に入ってるかも知れませんがw。


全盛期?の僕らは、たまたまアルコール中毒に近い状態にはあるとは思いますが、まったく別の話やと、僕は思います。


僕らは病気。



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別のもんやからね


アルコール中毒ってのは、厳密に言えば、身体の状態のことであって、病気の名前ですらないですよね。症状の呼び名、てすね。


そんなこんなで、アルコール医学の言うように、我々を回復から遠ざける、という意味と、そもそも、日本語の用法として間違っているということから、僕はそういう誤用を避けたいと考えています。


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こっからばりばり嫌味入ります


一部、特にアスキーアート、いや、例のバッヂ集めてはる、そう、AAのアーメンさん関係の方は


「止まっているからって過去がなかったように言うのは嫌だ。自虐として堂々とアル中と言うんだ!」


と言う方がおられます。なに、そのイケメンスタイル?ニヒル気取ってるの?保険屋さん?⇐ソレはアヒルやっ!


多いのよね。アーメンさんには。ナルシストが。ナルちゃん。自己陶酔型。まあ、陶酔というのは宗教のひとつのかたちやもんね。


もちろん信仰の自由があるように、そんなふうな世迷い言を斜に構えて言うのも自由だと思います。好きにしやはったらええと思います。


ただ、それは(1)医学的に避けるべきだと言われている(2)日本語として間違っている、ということを考えると、僕は、そんな恥さらしなオナニー発言は、ようせんな、と、勝手に、個人的に思うと、それだけです。


正直、今どき、そういうの格好悪いよ。



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