母はキッチンドリンカーだ。

冷たくよく冷えたビールを、隠すために味噌汁のお椀に注いで飲む・・・

という、およそさわやかとは程遠い飲み方をしているけれど、

それが味噌汁の味見じゃなくてビールなのは明らかだ。


食器棚には、飲み終わって隠してあるつもりらしいビールの缶、日本酒のワンカップ、

ワインの紙パックなどがときどき出てくる。

1.8リットルのホワイトリカーまで出てくるから怖い。


母は隠しているつもり。

だから、私も知らない振りをしていた。

でもね。


さすがに先日、「朝は飲むなよ。」と言ってみた。

のんでないよ!と言い張っていたけれど、息は臭い。

母は必ずビールを飲んでから出勤している。

運転もする。


私もそんなアル中の母に依存しているのだろうか、と、時々思う。


うちのみ。

ベランダで、外でビールを飲みたくて、一生懸命準備する。

会社の人に言ってしまったので、結局会社の同僚も呼ぶことになり、

ひとりで楽しむつもりが、なんだか大勢をもてなすホストに早変わり。

しかしいい季節です。

私自身も、飲んじゃう日々。


ベランダビアガーデン

昨夜、思いっきりのめるだけ飲んで帰ってきた父。

さすがの母も心配して寝ずに待っていた。

案の定、いつものスナックで歌っていたらしいけど、

今朝は飲みすぎて起きられないほどだったらしい。


・・・私も良くあるけどね。


父親の威厳のイの字もないよ!と言ったら、そのあと二日くらいはシュンとしておとなしい。

でもまた忘れて元気に飲みだす。

休肝日も、結局守れてないよ。守れるとは思ってなかったけど・・・。


今日は私が飲みたい気分ダ。

母から取り返したまたたび酒で少し酔う。

私もたまには晩酌したいなあ。


部屋を片付けてみたら、

机の下や本棚の裏から酒ビンがゴロンゴロン出てきてまいった。

捨てに行ったら、

物置にもゴロンゴロン転がっていて呆れた。


そりゃあ、お店で売ってるんだもんね。

私がいくら家で止めろといっても、

大人だしお金持っているしいつでもどこでもアルコールは手に入る。


せめて立派なアルコール中毒状態だと言うことを自覚して欲しいんだけどな。

アル中の本人には気づかないものなんだろうか。


ごみ、どうしよ。

母のことばかり書いていたけれど、

うちにはもうひとり、問題児がいる。父親だ。


仕事は5時ごろ終わるらしいけれど、帰宅するのは7時ごろ。

いつも、お店を変えながら一杯飲んでから帰ってくるらしい。


母は「それはいいのだけれど、飲酒運転が心配」だという。

それはいい?

毎日浴びるほど飲んでいるのに黙認している母。

共依存なのだろう。


毎日飲むことも、飲酒運転も、どちらも大問題ですよ。

むしろわたしは毎日飲んで欲しくない。


いちおう、娘の立場として一度怒り、

むりやり休肝日を設けさせた。

無理だろうと思ったら、やはり私が家にいないときは知らん顔で飲んでいるらしい。


晩酌を止めて休肝させた日、

夫婦はいつもの会話が弾まず、食卓にはぎこちない空気が漂った。

これは。。まずかった。

私までが「うっ、こんなに重苦しい雰囲気ならいっそ飲めば・・・」と思ってしまった。

共依存には、私も加わっているのかもしれない。

今年も梅酒作りの季節がやってきました。

今年の梅は豊作、庭の梅の木からたくさんの実が取れましたよ。


で、こんなにたくさんできちゃいました。

umesyu


どうするんだ、どうするんだ、こんなにたくさん。

毎年、漬かる前に少しずつなくなっていくのがウチの習慣です。

そして、「梅酒は?!」ときくと

またホワイトリカーと砂糖を上から足されて水増しされたのが

元に戻されてる。

当然、飲めたもんじゃないです。


さて、今年はどうなるかな。

nihonsyu

今日は、母と飲みに行く。

父が不在のときは飲みに行こうと、前から言っていたのだ。


じっさい、私も、外で飲みたいと思っていたのだけれど、

どんどん酔っ払っていく母を見ていたら飲む気がしなくなり、

梅酒一杯でやめておいた。

酔っ払いを目の前にすると飲みたくなくなる。


不思議と、私は親とだとあまり飲めない。

家でも、お店でも。

今日は悩み事を話したかったんだけど、

早々に酔っ払われたので不完全燃焼。

もしかしたら、母は行く前に少し飲んでいたのかもしれない。

回るの早かったからな。


うちにはお酒を置いておくといつのまにかなくなってしまう。

分かっているから、なるべく置かないんだけど、

この間からいただいた乾燥マタタビを焼酎漬けにしていた。


またたびって、「また、旅に出られる」という由来があるらしく、

疲れが取れるそうだ。

焼酎漬けもほんのり赤い色がついて、とてもキレイだ。


物置で熟成させていたマタタビ酒が、

日に日に減っていくのは分かっていたけど、

仕方ないなと思ってみていた。

だいたい、うちは漬物用のホワイトリカーも料理酒も、

放っておくとそのうちなくなっているのだ。

マタタビ酒くらいすぐになくなる。


でも、昨日の晩は瓶ごとなくなっていたので、さすがに怒った。

「おかーさん、マタタビ酒どこに持っていったの?」(母としか考えられない)、

「あ、別のところに。」

「別のところってどこよ。」

「今必要なの?」

「必要って、、、、あれ私のだけど。返してよ。」

「じゃ、あとで」

そう言ったまま動かない。


「ずーっと待ってるんですけど、いつ返してくれるの」

「あれ、人にあげようと思ってたんだよ。」

責めたら、いつの間にか自分の部屋に閉じこもって寝てしまった。

人にあげるつもりはなかったけど、そういう嘘をついてみる。

母もそれが嘘だと分かっているはずだ、

そして二人とも嘘をつきあう。



朝起きたら、もとあった場所にもどしてあった。

量も増えている。

またやられたなあ、

自分で飲んだ分を後から足してしまうのだ。

だから、うちの梅酒はおいしくない。


それでも、私は母を責めない。

そうやって、私のうちは流れてきたのだ。matatabisyu