國府田千早/続編①【眠らぬ街のシンデレラ】 | マドカのラズベリー☆デイズ

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声フェチで乙女ゲー好きなヒトのつれづれメモブログ。
乙女ゲーの妄想小説、夢小説書いてます。コメ、レス歓迎!

朝の真っ白な光がカーテンの隙間から溢れている。
心地良くまどろんでいると、隣で眠っていた千早さんが起き上がった。


(.....なんだろう)


目をゆっくりと開けると、千早さんが私の額にゆっくりキスをしようとしていた。
柔らかい唇の感触。
ふと、彼の鎖骨が見える。


(キレイな鎖骨だな)


何気なくなぞってみる。


千早 「......っ」


一瞬見せた表情が艶っぽくて、頬が赤らむ。


千早 「.....ふふっ」
マドカ「なに?」
千早 「僕の姫君は誘うのが上手だなと思ってね」
マドカ「だって.....、千早さんのカラダ、キレイなんですもん」
千早 「それは光栄だな。でも僕にとっては、マドカさんのカラダほど魅惑的なものはないけれどね」
マドカ「......あの、千早さん、あんまりそういうことをされると.....」


千早さんが私の唇に軽く音を立ててキスをする。


千早 「マドカさん、きっとまだ夢の中にいるんじゃない?」
マドカ「.....え?」
千早 「理性は僕が持っておくから、君は安心して夢を楽しめばいい」


言いながら、今度は私の首筋に口づける。


(本当に、千早さんってずるい....私も何か.....)


千早さんの唇に、軽く触れるくらいのキスをする。


千早 「...... マドカさん?」
マドカ「.......え?」
千早 「そんなかわいいキスじゃ、満足できないな。もう一度、どうぞ?」


千早さんは甘い声で耳元に囁く。
私はもう一度、千早さんに唇を重ねる。


千早 「よくできました」


彼の滑らかな膚の感触も、暖かさも、現実感がなくなってしまうくらい心地良くて。
私は彼を抱きしめると、体を預けた。

________

千早さんと恋人になって半年。
いろんなことがあって、ようやく恋人になれて.....今はとても穏やかな毎日を過ごしている。


千早 「マドカさん、洗濯物干せたかい?」
マドカ「はい、終わりました」
千早 「ありがとう。ご飯ができたから食べようか」
マドカ「はい」


今日の朝食は、薄切りのバゲットと6種類のジャムに蜂蜜。
ミルクと卵を使ったふわふわのパン、それに半熟卵、サラダと紅茶。
これは、この前二人で出かけたカフェ『ヴァイオン』のモーニングセットを再現したものだ。


千早 「『ヴァイオン』のモーニング、素晴らしかったね」
マドカ「はい。すごくおいしかったですもんね。雰囲気もパリのカフェにいるみたいで素敵でした」
千早 「次の日曜にでもまた一緒に行こうか?」
マドカ「はい」
千早 「ああ、そうだ。お弁当もあるから持っていってね」
マドカ「ありがとうございます。今日の晩ご飯、私つくりますけど何かリクエストありますか?」
千早 「そうだなぁ」
マドカ「『君が作るものならなんでもうれしい』はダメですよ」
千早 「ああ,先に言われてしまったな。本当にそう思ってるんだけれど.....じゃあアボカドを使った料理が食べたいな」
マドカ「わかりました」
千早 「さてと。今日も一緒に出ようか。送っていくよ」
マドカ「......嬉しいです。ありがとうございます」
千早 「少しでも君と長くいたいからね」


千早さんは私の頭をポンと撫でる。


マドカ「私も少しでも長く一緒にいたいから.....嬉しいです」
千早 「君は本当にかわいいね」


千早さんは私の顎を持ち上げると頬に口づける。


千早 「さて、行こうか」
マドカ「はい」


簡単に片付けをすませると、千早さんと一緒に家を出た。

_______

会社の前で、千早さんは車を停めてくれた。
車を出てから、彼が運転席の窓から手招きをしているのに気付いて、窓に顔を寄せる。


千早 「今日は早めに終わるの?」
マドカ「はい。20時くらいには」
千早 「なら、ちょっとだけカジノへ行かないかい?皐月さんから呼ばれているんだ」
マドカ「いいですね!」
千早 「じゃあ迎えにくるよ」
マドカ「ありがとうございます。じゃあ.....」
千早 「マドカさん」
マドカ「はい?」


千早さんは窓から少し顔を出して私にキスをする。

(......っ!)

千早「今日も仕事を頑張れるように、おまじない」


千早さんは微笑みを浮かべ、優しい声音で言う。
私は笑顔を返す。


マドカ「千早さんも、お仕事頑張ってくださいね」
千早 「ああ」


千早さんと視線が絡み合う。
なんだかこうしているのが心地良くて、もう少しこのままでいたいなと言う気持ちになってしまう。


千早 「じゃあ、また後で」
マドカ「......はい」


千早さんはハザードランプで私に合図する。
私は小さく手を振って、彼の車を見送った。

______


編集部は校了したばかりで、ようやく落ち着きを取り戻したところだった。


マドカ「おはようございます」
編集者「おはよー!さっき見たわよ~」


隣の席の編集者、大竹さんがニヤリと笑って言う。


(さっきのって.....千早さんとの?どこからどこまで見たの?!)


どちらにしても、会社の前でやることじゃない。
私は深々と頭をさげて言った。


マドカ「あ、あんなところで、本当にすみません....」
大竹 「ううん、なんか映画みたいだったわ」


(え、映画....?)


きょとんとしている私の背中を大竹さんがバシンと叩く。


マドカ「わっ?!い、痛いですっ」
大竹 「ちょっと羨ましかったわ~」
マドカ「大竹さん、素敵なダンナさまがいらっしゃるじゃないですか」
大竹 「ふふっ、まぁね~」


照れたように言う彼女のお腹はふくらんでいる。
実は妊娠中の彼女。もうすぐ産休に入る事になっていた。


(新婚さんで、すごく幸せそうだもんね。そういうのって素敵だなぁ.....)


編集長「お前ら、なにをはしゃいでるんだ」
マドカ「い、いえ。そういえば、大竹さんはそろそろ産休ですよね」
編集長「......何かごまかそうとしてないか」
マドカ「そんなことありませんよ?」


笑顔を作ってみせると、編集長が訝しそうに私を見る。


編集長「...............御崎」
マドカ「はい」
編集長「部数に貢献すれば詳細は問わん!しっかり國府田センセイをつかんでおくようにな!」
マドカ「は、はい.....」

(ああ、千早さん関連だってバレてる.....)

大竹 「編集長、私の産休まであと一週間しかありませんけど....引き継ぎどうしましょう」
編集長「そうだな。御崎にしておいてくれ」
大竹 「わかりました」
マドカ「大竹さんが抜けた分、誰か入ったりしないんですか?」
編集長「ああ、大竹が産休に入る前に誰か補充するつもりで、申請してるんだけどな、まだ辞令が出ないんだよな」
マドカ「そうなんですか」
編集長「この件は、オレから催促しておくわ。とりあえずは、御崎、頼んだぞ」
マドカ「宜しくお願いします」


パソコンの電源をいれて、気持ちを切り替える。


(さてと、今日もお仕事頑張ろう!)

______

仕事を終え、千早さんとカジノへとやってきた。
VIPルームには、悠月さん、ノエルさん、廣瀬さんがいて、お酒を飲みながら談笑している。


悠月 「おっ,一週間ぶりだな」
千早 「ああ。皐月さんは?呼ばれてきたんだけど」
悠月 「もうすぐ戻ってくると思うぜ_こっちに座って待ってろよ」
マドカ「ありがとうございます」

千早 「ノエル、この前のレースすごかったね」
ノエル「ありがとう。まだ、これからだけど」


そのとき、音もなく背後からぎゅっと抱きつかれた。


マドカ「きゃっ!?」
?? 「マドカちゃん、久しぶりだねっ!」
マドカ「......未来くん?」
未来 「あったりー!千早さんもお久しぶりだね~」
千早 「お久しぶり。しばらくどこへ行っていたんだい?」
未来 「ドバイ!」
マドカ「ドバイかぁ....って。未来くん、そろそろ離れて」
未来 「もうちょっとギュッとしてたいんだけどなぁ。抱き心地いいよね、マドカちゃん。ちょうどいいサイズだし」
千早 「未来、マドカさんから離れなさい」
未来 「やだ......って言ったらどうする?」
千早「 さて、どうするか。そうだ、皐月さんにあの件をバラしてもいいかい?」
未来 「................あの件って、どの件?」
千早 「ここで言って良いのかい?あの女性が......」
未来 「待って!ホントにそれ以上言わないで!」


未来くんは言葉の通り、私から即座に離れる。


千早 「いい子だ。最初っから素直だともっといいのに」

(千早さんが言ってる『あの件』って何だろう.....?)

そのとき、皐月さんがVIPルームに入ってきた。

皐月 「千早、呼び出してすまなかったね。御崎さんもお久しぶりです」
マドカ「お久しぶりです。海外に行ってらっしゃったんですよね」
皐月 「ええ。モロッコへ行っていたんです」
千早 「どうだった?」
皐月 「ああ、いい取引ができたよ」


皐月さんが千早さんに包みを渡す。


皐月 「土産のタジン鍋。陶器地区でキレイなデザインのものがあったから買ってきたんだ。この前欲しいって言ってただろう?」
千早 「ああ、ありがとう。今度、うちに食べにきますか?」
皐月 「ぜひ。いい酒を持っていくよ」
千早 「そのときはマドカさんも一緒においで」
マドカ「いいんですか?」
皐月 「千早は御崎さんと一緒にいないと落ち着かないんだそうですよ」
遼一 「マドカ、千早さんと会ってない日ってないだろ」
マドカ「そんなことないですよ?千早さんが出張の日だとか、私が徹夜のときとか」


遼一さんが私の耳元に顔を寄せ、囁くように言う。


遼一 「そろそろ飽きた?」
マドカ「え?」
遼一 「千早さんに」
マドカ「そんなことあるわけないじゃないですか......って、顔近すぎですから!」


ぐいっと引っ張られて、千早さんに背中から抱きしめられる。


千早 「まったく、君はどうしてそんなに彼女にちょっかいをかけるのかな」
遼一 「二人の反応が面白いからに決まってるだろ?」
千早 「そうかな?」
未来 「あははっ!遼くんと千早さん、超楽しそう」
ノエル「二人とも、大人げない......」
遼一 「お前らね.....まぁいいけど」

皐月 「ああ、そういえば.....『シンデレラ』の大竹さんが産休に入られるんですよね」
マドカ「そうなんです、あと一週間で産休ですよ」
遼一 「お前達のとこは?」
マドカ「.............え?」
遼一 「千早さんとの子供は、いつ見られるんだろうねぇ?」
マドカ「ちょっ!なに言ってるんですか!」
遼一 「なに、今さら照れてるんだよ」
マドカ「だ、だって!」
千早 「子供か......できたとしたら、僕はとても嬉しいけれどね」
悠月 「千早さん、子供を溺愛してそうだよな」
千早 「そうだね」


(千早さん、そんな風に思ってくれてるんだ......嬉しいな)


つられて、私も想像してみる。
もし千早さんとの子供が出来たとしたら.....


マドカ「それは、すごく幸せかも.....」


つい口に出してしまって、私はあわてて口をふさぐ。


千早 「マドカさん」
マドカ「は、はい?」
千早 「僕もそう思うよ」
マドカ「........っ」


顔がアツくなるのを感じて、私は顔を伏せる。


千早「さてと、帰ろうか?マドカさん」
マドカ「はい。じゃあ、また来ますね」


ぺこりと頭を下げて、私達はカジノをあとにした。
_______


ご飯を食べ終えてから、千早さん手作りのチャイをいただいていた。


千早 「マドカさん、本当に帰るの?」
マドカ「はい、家事も溜まってますから」
千早 「残念だな。明日の朝帰るというのはどう?」
マドカ「もう。寂しいんですか?」
千早 「........さあね」


千早さんは私の手からカップを取り上げると、テーブルの上に置く。


マドカ「千早さ.....」


千早さんは私の手をつかんで、そのままソファに押し付ける。


千 早「やはり、帰す気になれないな」
マドカ「......え、ダメですって」
千早 「さて、いつまでそうやって言ってられるかな」
マドカ「.......っ、ちょっ,待って......」


ピーンポーン.....

インターフォンが鳴る。
千早さんは一瞬動きを止めたけれど、再び私の体に触れる。

マドカ「......いいんですか?」
千早 「こんな夜更けの来訪者なんて、ろくなものではないよ」
マドカ「で、でも.....」

ピンポン ピンポン ピンポン ピンポーーーーン

(こ、これは.....)

千早さんは肩を落として、ふうと重いため息をつく。


千早 「無粋なチャイムの押し方だな.....」
マドカ「え、えっと。私、出ますね」
千早 「いや、危ないから僕が出るよ」


千早さんは立ち上がって、私の頭をポンと撫でる。

(でも、こんな深夜に誰だろう.....?)


?? 「パパぁ......っ!」

(...............は?)


女の子のかわいい声で、今、なにか.......不可解な単語が聞こえたような。


千早 「.......えっと」
?? 「うわぁん、パパ、会いたかったよぉ.....っ」

(こ....この会話、なんなの!?)


マドカ「ちょっ、千早さん!?」


見ると、千早さんがリュックをかついだ小さな女の子に抱きつかれている。


マドカ「.....ち、千早さん、これは.....」
千早 「マドカさん....いや、僕にもなにがなんだか」


彼女は顔をあげて、私を見る。


(えっ.......!?)


千早さんに似た面影がある少女。
目鼻立ちははっきりとしていて,愛くるしい顔立ちをしている。


マドカ「あの......、千早さん」
千早 「うん?」
マドカ「この子、なんかすごく千早さんに似てません.......?」
千早 「え?.......いや、気のせいでしょう」


女の子は顔を歪ませて、泣き出してしまった。


少女 「パパ、ひどいです~!」
マドカ「あの......あなた、誰?」
少女 「パパの娘です」
マドカ「パパって......」


彼女はにこやかに笑って言った。


少女 「國府田千早の娘です」
マドカ「え.....えー!」


突然の出来事に思わず言葉を失っていた。

_______


1話
千早さんにキスをする
なに言ってるんですか

_______


1話目から隠し子登場ですか....まぁ、いいや。それは。

それより朝のイチャコラターイムが素敵すぐるwww
軽くSな千早さん、たまりませんっ。

ああ、こんなことしてたら、会社に行けなくなるわぁぁ(///∇//)
すべすべすべすべ....w

遼一はここでもちょっかい出してるしw